ブログに頻繁に出てくる我が家のジジですが元々は保護犬として譲渡して頂いた子で、そのころから既に歯石がビッシリ付着している子でした。
※ジジの紹介⇒https://www.petsitter.co.jp/shop_blog/10911/
体質なのか、はたまた食事環境が影響していたのか。。。
定期的?に自宅で歯磨きはしていたのですがなかなか根強い歯石を取ることまではいかず、口臭とお口の粘々も気になるのでスケーリング(歯石取り)をずっと検討していました。
ただ、以前病院で「心臓の音が少し小さいかも」と言われたことを引きずっていたため、何かのタイミングで全身麻酔をするときに一緒にできればと考えていましたが、おかげさまで大きな病気をすることがなかったジジはスケーリングすることなく9歳(推定)に。。。
しかし、先日お客様の通院同行をきっかけにあらためてスケーリングの大事さを痛感し、
勝手ながら背中を押していただいたかたちでとうとうスケーリングを決意しました。
わんちゃんのスケーリングを検討している飼い主さんや歯周病でお悩みの飼い主さん、まだ大丈夫だけど興味はあるという飼い主さんはぜひ参考にしてみて下さい!
~初診~
まず、スケーリングは全身麻酔をして行う場合と無麻酔で行う場合、鎮痛剤を使用する場合があります。※一般的には全身麻酔のみの病院が多いようです。
今回診療を受けた病院は無麻酔、鎮痛剤を使用したスケーリングもできるようでしたが、ジジの歯石が多く歯周ポケットの掃除なども必要だったため全身麻酔をしてスケーリングする必要がありました。そのため最初の診察では歯の周辺のレントゲンをとり、レントゲンの写真と実際の歯を見ながらスケーリングの内容を決めていきます。
また全身麻酔をするので内臓などに問題がないか血液検査をします。この血液検査は外部の検査機関にお願いするので少し日にちがかかり、なにも異常なければスケーリング当日詳細を教えてくれることになりました。ジジは推定9歳と高齢犬なうえ、心臓が少し弱かったので検査結果がわかるまでドキドキでした。
~スケーリング前日~
スケーリングの数日前から抗生物質を一日一回飲みはじめました
ジジは薬をあげることに苦労はなく、ご飯と一緒に薬をボリボリ。試しにトイレのご褒美に薬をあげてもボリボリ。
もし薬が苦手な子でお悩みの場合はトリーツ感覚であげられるこんな商品もあります。
⇒https://www.vets-greenies.jp/p_treats.html
介護が必要な子で難しい場合は流動食、チュールなどを薬と混ぜてシリンジであげたりなどもあります。
⇒https://www.green-dog.com/media/senior/food/index03.html
参考までに。
~スケーリング当日~
当日0時からご飯は禁止、朝7時から水分禁止でした。
心配だった血液検査の結果、心配だった心臓も含め数値全て正常で全身麻酔も問題ないということでまずはほっと一安心。
12時前後から約1時間の処置で17時30分には帰れるとのことでした。
今回お願いした病院は処置している様子をガラス越しに見ることができるのが特徴。
一度帰宅し、ジジの勇姿を見るために夫婦二人で再度病院へ。
既に処置が始まっていましたが、なかなか全身麻酔を受けて処置されている姿もショッキングなものがあります。
「こんなに舌って長いんだなぁ。。。」
「このまま目が覚めないなんてないよね?」
「ぼっちゃん(一昨年亡くなった猫)、ジジが遊びに行ってたら連れて帰ってきてー!!」
なんて大手術並みの心配をしている間に無事終了。
すぐに処置室に入ることができ、10秒ほどでジジもお目覚め。
かなり朦朧としており、目の焦点が合っておらずフラフラしながらも自分たちを見つけると膝を折りながらも寄って来ようとするジジに愛おしさを感じながら、犬にとっての飼い主の存在をあらためて感じました。
その後一度仕事に戻り再度17時過ぎに迎えに行くと元気になったジジの姿が。
今回弱くなってしまった歯もあったので7本抜いていますが特に影響もなさそう。
ただ、まだ本調子ではなさそうなのでお散歩は明日からということで3日分の抗生物質と痛み止めをもらって帰宅。
余談ですが少し元気がないジジをみけ子が心配そうにしていました。
~スケーリング処置翌日以降~
翌日まで少し元気がないかなぁ?という感じでしたが3日目以降からはいつも通りのジジに戻りました。また、しばらく出ていた舌も口の中に戻っていました。
そして今まで気になっていた口臭と粘々がなくなりました(^^)/
今回のスケーリング前とスケーリング後の写真はこちらです↓↓↓
スケーリング前
⇓
スケーリング後
おかげさまで驚くほど綺麗になりました。
ジジもお疲れ様。
後は3週間後にまた状態を見てもらうことになっています。
以上、簡単ですがスケーリングの初診~処置後までの簡単な流れでした。
結果として色々心配していた部分もありましたが、スケーリングをして良かった!というのが感想です。
このまま放置して内臓にも影響が出たかもしれないし、あごの骨が溶けていた可能性もあったかと思うとゾッとします。
参考サイト
『SIPPO』歯周病を放置すると~⇒https://sippo.asahi.com/article/10563878
また気になる費用は初診の検査なども入れると6万円前後でした。
料金は病院や犬種などにより大きく変わってきますし、保険適用になることも多いようなのであくまでも参考程度に見て頂き、まずは病院へご相談をお勧めします。
そして今回お世話になった病院はこちらです⇒https://circus-ah.com/hospital/
OPENしたばかりで院内とても綺麗です。そして先生も看護師の方も優しくてとても丁寧でした。
これからもよろしくお願いします!!
【番外編】
遅くなりましたが、ブログ内で応援していた座間市出身のプロボクサー井上尚弥選手、11月7日WBSS優勝おめでとうございます!!
井上尚弥選手の圧勝を予想する声が多いなか、まさかのフルラウンド判定。
そこにはプロになって初の右目の上をカット、途中からの鼻血(両方とも骨折)、久々のロングラウンドと予想以上の出来事が多いなか、KOからポイントを取ることに切り替えたり、捨てるラウンドなども作りながら試合運びを冷静に判断し、見事勝利!!
ボクシングのみならず、他格闘技界含めても語り継がれる名勝負でしばらく立ち上がることができませんでした。。。(自分が)
そんな井上尚弥選手の強さの一つとして言われているのが「相手を把握する能力がずば抜けている」ということ。
これは私達ペットシッターにもとても必要な能力で、シッティングの際に毎回ペットが今どういう気持ちなのか?(遊びたい?警戒?寂しかった?お腹空いている?など)状況を理解しながら対応していくことがペットの安心、信頼に繋がっていきます。
きっと井上選手はペットシッターになっていてもチャンピオンクラスなんでしょう。
私も井上尚弥選手級の状況判断能力を身に着けられるように日々精進したいと思います!!
ペットシッターをお探しの際は是非お気軽にご相談くださいませ。