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Ｑどうしてペットシッターになろうと思ったのですか？ 

子供のころから動物が好きで、動物にかかわる仕事をしてみたいと思っていましたが実現できずにいました。そして大学も日本大学農獣医学部拓殖学科に入学し、何とかきっかけを作ろうと思い海外の牧場で働いたりしましたが、日本に帰ってからは現実に阻まれて一歩を踏み出せずにいました。

ある時、どうしても都合がつかず愛犬を動物病院のペットホテルに預けたことがあります。３日振りに愛犬を迎えに行った時、小さくて温かみのないステンレスのゲージの中でポツンと座っている姿を見て心が痛くなりました。家ではやんちゃな暴れん坊だったのに、世話をしてくださった動物看護士さんの話では、預けられている間はとても大人しい良い子だったそうですが、食欲がなくお通じも一日おきだったそうです。

言葉の通じない犬にとっては突然飼い主がいない知らない場所に一人ぼっちで放置され心細くて仕方がなかったのだと思います。ペットホテルが悪いのではないのですが、私自身とても愛犬に申し訳なく思いました。

そこで自宅で面倒を見てくれるサービスを探したところ「ペットシッター」というサービルがあることを知り、実際に頼んでみたところ愛犬がとても落ち着いてお留守番ができたことを知り、いつかは自分もこんな仕事をしてみたいと考えるようになりました。

長らく介護の仕事をしていましたが時間を作ってシッタースクールに通い、休日にセミナーなどで動物の勉強を続け、仕事を一段落させたところで本格的にシッター業につくことにいたしました。

Ｑ仕事をするうえで一番気を付けていることは？

「飼い主さんが一番正しい」ということです。動物のお世話では人とペットの安全を担保する教科書的な基礎知識は当然必要ですが、それにプラスαとして、飼い主さんとペットとの長い間の「お約束」があります。人の性格もそれぞれ、ペットの性格もそれぞれ…。「安全」を踏まえたうえで、飼い主様のこだわりを最大限尊重してお世話をさせていただきます。