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夏は犬の水中毒に気をつけよう


観測史上最速で梅雨が明け、今年も暑い夏がスタートしました。
夏はペットにとっても危険がいっぱいですが、その中でも今日は「水中毒」について見ていきたいと思います。

 

水中毒(みずちゅうどく)とは?

水中毒とは、“水を飲みすぎる”ことで起こる中毒症状のことです。
犬の腎臓が持つ最大利尿速度を超えた過剰な水分摂取をすると、体内で水の調節機能が正常に働かなくなり、低ナトリウム血症けいれんを起こし、最悪の場合は死に至ります。

疲労やふらつき、お腹が張る、多量のおしっこ、呼吸困難や痙攣、死亡と、血液中のナトリウムイオン濃度の低下に伴い、段階的にこのような症状が見られます。

 

なぜ水中毒を起こすの?


簡単に言うと、遊ばせ過ぎ、です。
海や川でボールや木の棒を投げ、それを泳いで拾ってこさせる、などの遊びは、犬は大好きです。
しかし、何かを咥えて泳いでくる間、水はどんどん口に入り、意図せず胃に流れ込んでしまいます。
ホースで水をかけ、それを犬がかじるような遊びも、少しの間なら涼しく楽しいかもしれませんが、犬があまりにも夢中だからと長時間やってしまうと、結果的に水の大量摂取につながってしまいます。

 

どうすれば水中毒をふせげる?


犬は泳ぎながら「だいぶ水飲んじゃったな、これで最後にしとくか」とは、思いません。
遊んでる間の犬の気持ちは「楽しい!」「楽しい!」「楽しい!」それだけです。
飼い主さんがボールを投げるたび、それはもう本能で取りに行ってしまうのです。
ですので、私たち人間が、適度なところで切り上げるしかありません。

 

遊ばせる時間の目安は?

アメリカの事故例では、シュナウザーが約1時間、20回以上のフェッチ(投げたものを犬がとってくる遊び)をしたところ、徐々に犬の様子がおかしくなり、やがて歩行混乱から意識障害を起こし、動物病院に搬送するも2時間後に死亡してしまう、という悲しい事故がありました。

犬の年齢体格運動能力(うまく口を上げて泳いでこれる)、また投げているもの(ボールなどは口が広がるが、フリスビーなど平らなものは比較的口が閉じる)によってもまちまちで、一概に何回、何分まで、とは言えませんが、こうしたリスクがあることを知っているのと知らないのでは、飼主さんの注意の仕方も全く違ってきますね?

無理のない範囲で、犬の様子を見ながら適度なところで切り上げましょう。

 

後書き

犬は「遊び足りない、もっともっと」とせがむかもしれませんが、フリスビーなど対象となるものを仕舞ってしまう(視界からなくす)ことで、執着はすぐに薄れるでしょう。
また、「すごく楽しい!もっと遊びたい!」と思っているときにやめてしまう方が、犬と人の関係性においても有益です(→上手な遊ばせ方)。

夏はついつい「熱中症」ばかりに注意が向けられ、むしろ水場での遊びは暑さもしのげて快適だろうと油断しがちですが、こうしたリスクにも十分気をつけ、安全に遊ばせてあげたいですね。

『一方アルコール飲料は、胃→小腸→大腸に到達してはじめて体へ吸収される水と違って、胃の時点ですぐに体への吸収が始まり、また利尿作用があるためオシッコとしてすぐに体外に排出され、ゴクゴク飲めてしまいます。』

ほっ^^
今年の夏もビールが美味しく飲めそうです。

by 倉西

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