今朝、大阪で震度6弱の大きな地震が発生しました。
震源地は大阪府北部で震源の深さは13キロ、マグニチュードは6.1と推定されています。
気象庁によりますと、大阪で震度6弱の揺れを記録したのは、統計を取り始めた1923年以降初とのことです。
人間同様、ペットも大地震や飼い主さんの動揺に、大きな緊張やストレスを感じます。
そうした精神状態から、震え・パニック・威嚇・逃避など、普段とは異なる行動を起こす恐れもあります。
まだ早朝で出勤前の方は、電車も全て止まっていたこともあり、ペットとコミュニケーションをとる時間もとれたかもしれません。
ペットをおいて心配の方も多いと思いますが、ぜひ戻られたら十分スキンシップをとってあげてください。
また、ペットシッターはこのようなときにも、(鍵をお預かりしている場合は)飼い主に代わってペットの様子を確認しに行くことができます。
※シッターのスケジュールや災害の規模にもよります
心配されているお客様も多いと思いますので、関西地方のペットシッターSOS店舗では、引き続きお客様との連絡を密に対応させていただきたいと思っております。
地震は、本当に怖いですね。
今回は直後に「津波の心配はありません」と発表されましたが、地震の大きな揺れに対しては不安と恐怖しかありません。また、もし避難勧告が出された場合には、ペット同伴で避難するのが鉄則です。
日頃から“有事の際の備え”を心掛けておきたいですね。
一週間程度は同規模の余震に注意をとのことですので、関西地方の方は十分お気をつけください。
3.11のときのペットシッターレポ
思い出すのは、7年前に起きた東日本大震災です。
そこで、当時記録したシッターの体験記をピックアップしてみました。
※当時、東北地方にはSOSの店舗はありませんでした
お客様宅で遭遇。最初は眩暈かと思い、もうこの仕事を続けられないかも・・と思ったが、地震だった。午後に4件のお世話があり、信号が止まるなどしてだいぶ遅れたけど、何とか無事に終了(神奈川)
とても揺れたが、その後のお世話は、お宅によって状況は様々だった。比較的新しい建物は、ほとんど被害がなかったのに対し、古い家は色々ひっくり返っていて大変だった(東京)
その日は件数が少なかったので助かった。ちょうどお世話のお宅からお散歩に出ようとしたときだったが、さすがドーベルマンだけあって、全然動じていなかった(神奈川)
兼業のペットショップで勤務中に遭遇。ビルの管理人から危ないから出てくれと言われたが、「ペットをおいていけない」と留まる。パピーばかりなので、びっくりして吐いている犬もいた(千葉)
携帯が全く使えなかったので、すぐに公衆電話からお客様に連絡をした。近所で出口確保をしていた家から犬が飛び出してきたが、たまたま知っている犬だったので、寄ってきたところを捕獲した(東京)
お世話に向かう途中の車で遭遇。みんな一斉に止まったが、トラックが暴走して怖かった。お客様とは全員連絡が取れて無事だった(東京)
家がミシミシ鳴り出したので、慌てて猫たちをキャリーバックに詰め込み外に出ると、家がユラユラ揺れているのがはっきり分かった。自宅の目と鼻の先に海があり、すぐ避難勧告が出て停電も続いたが、あの揺れの中、猫たちは平気で寝ていたのに驚いた(神奈川)
1Fが犬、3Fが猫2匹のお宅の3Fで遭遇。慌てて外に出ると、家がすごく揺れているのが見てとれた。2Fは棚や冷蔵庫が全て倒れ、食器が割れてすごい惨状だった。犬と猫1匹は無事だったが、もう1匹の猫が出てこない。どれだけ探しても見つからず飼い主さんに連絡したところ、たぶん家のどこかに隠れてるから大丈夫とのこと。しかし飼い主さんが帰ってきて探しても見つからず、その翌日ようやくベッドの下にいるところを発見。とても入れるような隙間じゃなく、しかも飼い主さんも一晩そのベッドで寝ているのに、泣き声ひとつ漏らさず、よほど怖かったものと思われる(東京)
これはほんの一部ですが、色々な現場で色々なペットたちが、様々な反応を見せていますね。
地震は忘れたころにやってきますので、ペットを飼う者の責任として、防災対策はしっかり意識しておきたいところです。
関西地方の皆様、ぜひお気をつけてお過ごしください。
by 倉西