第15弾のペット図鑑は、
『アメリカン・コッカー・スパニエル』です。
「メリー(陽気な)コッカー」と呼ばれるほど、陽気で人なつこい子が多い犬種ですね。
原産国:アメリカ
JKCグループ:8グループ(鳥猟犬)
理想体高:オス38.1cm メス35.6cm
体重:10~12kg
~被毛~
ブラックバラエティー、アスコブバラエティー(ブラック以外の単色)パーティーカラー(白を含む2色以上の毛色)
絹糸状の被毛はまっすぐか、ややウェーブがかかっています。
~外貌と特徴~
鳥猟犬種の中で最小といわれています。
がっちりとした体を持ち、力強く、背線に上下動のない独特の軽快な歩様と尾の動きが魅力的。
~歴史~
「コッカー」という名前は山鴨(woodcock)を狩っていたことに由来しています。水陸両用の器用さと機敏さを持ち、主人の命令により落ちた獲物を回収します。1620年、メイフラワー号でアメリカへ最初の移民がやってきたときに一緒に連れてこられた犬が起源といわれており、ディズニー映画「わんわん物語」のヒロインとして登場したことがきっかけで日本でも人気が出ました。
~性格~
アメリカでは「メリー(陽気な)コッカー」と呼ばれるほど、陽気で人なつこく、家庭犬向き。飼い主に従順で順応性もありしつけもしやすいですが、活発に動き回るのが好きなので、十分な散歩が必要です。
~手入れ~
絹糸状のやわらかで豊かな被毛は絡まりやすく、毎日のブラッシングと定期的なトリミングが必要。特に、足は長い被毛で覆われていて埃がたまりやすいので、しっかりとした手入れが必要です。運動量も必要なので、短くカットしている飼い主も多いです。
~健康~
脂漏性の皮膚疾患や外耳炎を起こしやすい傾向があるため、常に清潔にすることを心がけておいてください。その他、白内障や緑内障、眼瞼内反症(まぶたが内側に巻き込む)など目の疾患や、膝蓋骨脱臼なども多いです。
アメリカン・コッカー・スパニエルに限ったことではありませんが、食欲旺盛で肥満になりやすい犬種です。
可愛いからとついついごはんやおやつをあげてしまいますが、与えすぎにはご注意ください。
スタッフ 木村