若いオス犬は交通事故にあうリスクが高い(研究)
参考記事 はこちらイギリスで行われた研究によれば、オス犬はメスに比べて交通事故に遭うリスクが40%高いそうです。
論文には「他の要因を考慮した後でも、若い犬は衝突事故に遭う確率が高い」との記載があるように、14歳の犬と比較した場合、3歳未満で2.9倍、6-9歳で1.8倍、衝突事故に遭う確率が高いことが示されました。
アメリカで行われた研究でも、もっとも多く事故にあったのは若いオス犬でした。事故にあった犬の死亡率は、1975年の研究では約12.5%、2017年の研究では16.8%でした。
外出時のリード着用が義務付けられている日本では、交通事故にあう割合は非常に低く、2012年に発表されたアニコム損害保険株式会社の調査(有効回答数 2,329)でも1.2%となっています。
英米と日本は、飼育環境に大きな隔たりがある…のですが、これらの統計調査からも明らかな「若い犬から目を離すのは本当に危険」という点は、日本在住ワンコでも全く変わりません。好奇心が強いヤングな犬は、飼い主の隙をついて冒険の旅に出ようとしたり、我を忘れて鳥さんを追いかけたりするものです。トレーニングが十分でないヤングな犬だと、外に出た興奮でコマンドなど耳に入らず、猛ダッシュして帰ってこない!なんてこともあるかもしれません。
年齢に限らず元気な犬は、「散歩だ!」とドアを開けた瞬間に勢いよく飛び出て、油断をするとリードを離してしまったり、引っ張られたリードでドアと手を挟んでしまったりと、大変危険です。
ペットシッターSOSでは、元気いっぱいの若いオス犬も、有資格者のプロシッターが適切に対処しますが、研究者の一人であるDan O’Neill氏が「事故にあった犬の1/4が命を落としているという事実は、飼い主に道路近くでは特に注意すべきということを伝える上で、非常に効果的な材料だ」と述べているように、“常に危険と隣り合わせ”という危機管理意識を持ち、これからも細心の注意でお散歩のお世話にあたりたいと思います。
“悲しい事故”が起きないように、皆様も“安全第一”でワンちゃんとのお散歩を楽しみましょう!
と、〆の言葉を書いたところで、ペットシッターSOSにも何かキャッチフレーズ的なものがあるといいな・・と思いました。
「安全をリードする~」
「信頼のエプロン~」
「留守番に愛を~」
「ペットの笑顔に寄り添う~」
「“最初の一歩” “に微” 笑む “散歩”~」
一番最後、我ながらめちゃくちゃダサイですね(笑)
一歩、二歩、三歩にかけて、アントニオ猪木さんの「ダァーー!」みたいに定番化したら嬉しいけれど(笑)、わんちゃんのダーーッという駆け出しには気をつけたいですね。
by 倉西