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犬に育てられた羊のお話

羊と言えば、モコモコなフォルムが愛らしく、寝る時に数えられる動物の代表格です。
そして、草食動物です。
しかし、イギリスでは犬に育てられた羊がいます。
この子、どうやら自分を犬だと思い込んでしまったようなんです。
                    

イギリスのカンブリア州カーライルにあるリッカビーという美しい村に、“マーリー”と名付けられた羊が、アリー・ヴォーンさん一家と共に生活している。
ところが引き取って2週間もしないうちに、マーリーは関節の病にかかってしまった。
アリーさんはたマーリーを家の中で世話し、犬用ベッドを置いてマーリーを寝かせた。
一家の飼い犬“ジェス”は、犬用ベッドを使って屋内で過ごす風変わりな羊のマーリーとすぐに仲良くなり、夜もマーリーのそばにいて離れなかったようだ。やがて、ジェスと一緒になんでも行動を共にするようになったマーリーは自分を羊ではなく犬だと思い込むようになった。
ジェスと同じように家族と散歩に行き、ボウルに入れられたドッグフードや犬用ビスケットを食べ、犬用ベッドで屋内で眠る。現在は元気になり6か月に成長したマーリーだが、やはり羊なので家の中で飼うのは不向きだ。そこでアリーさんは屋外で生活することに慣れてもらおうと家の外に出そうとしたが、マーリーは嫌がってしまった。羊ならば気にすることのない寒さや雨、風などを嫌い、草の食べ方さえもわからないといった状態だそうだ。しかし羊として生きていくためにマーリーは外で過ごすことに慣れなければならない。少しでも早くマーリーに羊であることを自覚してもらうために、一家は新たに茶色のライランド・シープの“ベアー”を飼い、ベアーはマーリーに草の食べ方を伝授しているようだ。
現在、「羊になるための訓練の最中」というマーリーだが、季節が暖かくなる頃には羊として屋外での生活に慣れてくれることを願いたい。

参考資料
草の食べ方も知らない?自分を犬だと思い込んでいる風変わりな羊

          
          
仕方のない結果だと思いますが、ご家族は困っているようですね(;^ω^)
また、食べ物も犬用で大丈夫なのでしょうか。
ご家族と、“マーリー”、“ジェス”、“ベアー”、全員が幸せに過ごせる日が早く来るよう祈っています。

スタッフ 木村
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