幾度か震災に対する備えをブログでも書いてきました。
ペット共に避難しても良いというのは環境省の指針(ガイドライン)です。
しかし、その避難にも大きく分けて二つあります。
それが、ペットの「同行避難」と「同伴避難」です。ではその違いは何のでしょうか?
興味深い記事がありましたので、ご紹介します。
「ペットの同行避難」が、環境省のガイドラインによって推奨されていることを知っている飼育者20.8%と、昨年(26.9%)に比べ低下している。
ペットの「同行避難」と「同伴避難」の違いが分からず、受け入れを許可している一部の自治体やボランティアの避難所では混乱が起きた例もあったとか。
「同行避難」は災害が起きた時に、飼い主とペットが同行し安全な避難所まで避難することを意味し、「同伴避難」とは、ペットと一緒に避難した上で、被災者が避難所でペットを飼養管理するという状態を意味する。
ただし、後者も飼い主がペットと同室で過ごせることを意味するものではなく、ペットの飼養環境は避難所によって異なることに注意。飼育者として「同行避難」と「同伴避難」の違いを正しく理解し、自分が利用する最寄の避難所が「同伴避難」あるいは「同行避難」が可能かどうかを必ずチェックしておこう。自治体によっては、「同行避難」すら受け入れていない場合もあるので、事前に確認しておくことは重要になる。
環境省より~人とペットの災害対策ガイドライン~
○ 同行避難(8頁抜粋)
災害の発生時に、飼い主が飼養しているペットを同行し、指定緊急避難場所等まで避難
すること。同行避難とは、ペットと共に移動を伴う避難行動をすることを指し、避難所等 において飼い主がペットを同室で飼養管理することを意味するものではない。 なお、「避難所運営ガイドライン」(平成 28 年 4 月内閣府)では、「同伴避難」という用 語が用いられている。「同行避難」が、ペットとともに安全な場所まで避難する行為(避難行動)を示す言葉であるのに対して、「同伴避難」は、被災者が避難所でペットを飼養管理すること(状態)を指す。ただし、同伴避難についても、指定避難所等で飼い主がペットを同室で飼養管理することを意味するものではなく、ペットの飼養環境は避難所等によって異なることに留意が必要である。参考資料
人とペットの災害対策ガイドライン
インターネットを見ますと、「同伴避難」は飼い主とペットが同室で過ごせるような表現がありました。しかし、環境省のホームページを見ますと、必ずしも同室で過ごせる分けではないようです。
表現が難しいですが、
・「同行避難」は避難する行為(避難行動)
・「同伴避難」は避難所でペットを飼養管理すること(状態)
を指しています。
上記記事でも記載がありましたが、自治体によってかなりの差があるようなので注意が必要ですね。
震災時、大切なペットとの避難は当たり前となりました。しかしこれからは、ペットと避難した先でどのように共同生活するかも考えなくはなりません。
ワンちゃんのしつけもそうですが、猫ちゃんにおいてもキャリーに慣れさせるなど、普段からのトレーニングが必要となってきますね。