週末飲み過ぎて二日酔い気味の倉西です。
前回の人間ドックで肝臓の数値が高く再検査になってしまったことは内緒です。
さて、人間ドックがあるように、犬にも犬の『ドッグドック』があるのをご存じでしょうか?
ドッグドックってなに?どんなことをしてくれるの?
- 触診や聴診で体を隅々チェック、歯石などの口内状況も調べます。
- 尿や便から泌尿器系の病気、糖尿病のチェックを行います。
- 採血。これが犬にとってはとても辛い恐怖なもの。しかし採血によって感染症や腎臓・肝臓病、内分泌疾患などのチェックをします。
- 超音波(エコー)を使って心臓や消化系の状態を調べます。膀胱の結石や肝臓の胆石の影がないかなど、特に高齢犬がかかりやすい病気を検査します。
- レントゲンで触診では分からない胸部と腹部の内側をチェックします。しかしレントゲンは体を固定するため犬にとっては不快で怖いもの。行うかどうかは犬の様子をよく見て判断しましょう。
これらの検査を休憩をはさみながら1時間程度で行います。
プランにもよりますが、安ければ数千円から20,000円ほどが相場。
自ら不調を訴えることのできない犬だからこそ、飼主さんが気付くくらい異常が現れたら、かなり病気が進行しているということもあり、こうした定期的な健康チェックは有用といえます。
ドッグドックを受けやすくするために
ただ、人間と違って、犬には「健康のために調べているんだ」という意識は、まったくありません。ただひたすらに“不慣れで嫌なこと”が続くだけで、「自分のためだから我慢しよう」とも思いません。病院は注射を打たれる嫌な場所、白衣は痛いことをする怖い人、そんな不快なだけの時間がストレスで具合を悪くしてしまったら、本末転倒ですね。
普段から体に触られることに慣らすことはもちろん、病院がただただ怖くて嫌な場所と思わせないようにも、たまに何でもないときに病院の前を通って、そこで目いっぱい楽しい経験をさせたり(美味しいものを上げるなど)、「病院」と「いいこと」を少しでも連結させておくことも大切です。
たとえある程度病院に慣れても、それでも“痛いものは痛い”ですから、注射を打たれるときはチューブのおやつを舐めさせて、そこに意識が向いている間にやってしまう、というのも方法です。
数値で表れると、健康への意識がより明確に変わります。
ドッグドック以外にも、猫専用のキャットドッグもありますので、気になる方はかかりつけの動物病院に相談してみてください。
by 倉西