母子免疫(移行抗体)とは、初乳を介して母から子へ免疫が移行することで、乳児期~幼児期の間はこの免疫により感染症から守られています。
効果の継続期間ですが、母親がどのくらい抗体を持っているか、または、初乳をどれくらい飲めたかによって変わります。
そのため、母子免疫が消失する際に、ワクチン接種により免疫を獲得させる必要がありますが、消失時期には個体差があり、母子免疫が十分な時期にワクチン接種をしても免疫を獲得させることはできません。
母子免疫の状態が不明な子に対してワクチン効果を確実にするためには、繰り返しワクチン接種を行う必要があります。