本日、2月22日はニンニンニンで「忍者の日」でござるが、同時にニャンニャンニャンで『猫の日』でもあります。
世界に先駆け、日本で「猫の記念日」が誕生したのは意外に早く、愛猫家の学者や文化人によって構成される「猫の日実行委員会」と「一般社団法人ペットフード協会」によって、1987年に『猫の日』が制定されました。
そして日本から遅れること15年、2002年には国際動物福祉基金(IFAW)によって“International Cat Day(World Cat Day)”なる『世界猫の日』が誕生しましたが、奇しくもこれもゾロ目の8月8日です。
なぜ8月8日なのかははっきりしておりませんが、数字の形は万国共通なので
(=8ᴥ8=)ニャー
きっと、こういうことなのかもしれませんね。
ところで、皆さんご存知ですか?
『猫の日』っていったい何をする日なのでしょうか。
「世界猫の日」の目的とは?
さて、この「世界猫の日」ですが、日本の「猫の日」も、いったい何をするのか良く分からない人が大勢いるように、海外の人も同様に“結局何を祝うの?”と分かっていない人が多い様です。
それもそのはず、IFAWでは特別に「何をするか」「どんな目的があるのか」といった概要は、何も定めていないのです。
この気ままさが猫っぽいといえば猫っぽいのですが、とにかく世界中で「猫を祝福しよう!」と、大なり小なりイベントが盛りだくさんな日です。
『猫の日』イベントで盛り上がるロンドン
特に大きなイベントなのが、イギリスはロンドンで開催される『ナショナル・キャット・アワード』。毎年その年に話題になった“数百匹の猫”がノミネートされ、その中から「ヒーロー猫部門」「奇跡の猫部門」「介護猫部門」など5部門の優勝猫が表彰されます。
例えばヒーロー賞では、『いじめっ子たちから5歳の飼い主を助けた猫』や、『飼い主が処方されたモルヒネによって意識を失ったため隣の家の窓を叩いて助けを求めた猫』などがノミネートされています。優勝猫は、『二階の自室で心臓発作で倒れた飼い主の異常を階下の家族に知らせるため、狂ったように階段を上ったり下ったりして走り回り、びっくりした家族が猫をなだめようと追いかけ、倒れた家人を発見し一命を取り留めた』というものです。
こうした感動的なストーリーは、どうしても人間側による脚色が色濃くなる側面もありますが、それでも犬同様、人間と猫との強いつながりを感じずにはいられませんね。
それにしても、毎年“数百匹”もの猫がノミネートされるとは驚きです(笑)
こんなにあった~世界各地の『猫の日』
他にも、世界には様々な「猫の日」があります。
イタリアやポーランドなどヨーロッパの多くの国では、2月17日を“World Cat Day”としています。
猫の飼育率一位のロシア(1位「ロシア」57%、2位「フランス」41%、3位「アメリカ」39%・・・19位「日本」14%)では3月1日。
猫カフェ発祥の地の台湾では4月4日。
日本の人口よりも猫の飼育者数が多い中国では8月27日。
多頭飼いが多いため「飼育猫の数」なら中国を抜いてトップのアメリカでは10月29日と、国によってこれだけ様々な『猫の日』があります。
ざっくり「猫の日」だけならまだしも、「全米猫をハグする日(6/4)」「全米野良猫の日(10/16)」「全英黒猫の日(10/27)」など、より具体的な猫の日もあったりしますので、世界的にみるとほぼ毎月のように猫の記念日があり、特別感が薄れますね(笑)
後書き
しかし、猫好きにとっては、これでもまだまだ足りないのかもしれません(笑)
3月3日は“ミミ”で非公式ながらも「ウサギの日」なんて言われていますが、ミーミーで子猫の日にしましょう。2月2日ももちろん猫の日。5月6日はゴロゴロで猫の日。4月8日はシャー!で猫の日。毎月12日は十二支に猫が入っていないことを憂いて猫の日。「20日・30日は5%オフ~♪」なんてCMもありますが、イ○ンじゃなくてニャオン・ミャオンで猫の日。暮れは師走で忙しく猫の手も借りたいからALL猫の日。
そう、猫好きにとっては、毎日がエブリデイ‐猫の日なのです。
by 倉西