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歯磨きのしつけ

「ペットの歯磨き」で、歯周病予防の大切さをお話ししました。
食べカスは3日で歯垢から歯石に変わるといわれていますので、少なくとも3日に1度のペースで歯磨きをするのが効果的です。
ペットシッターが「歯磨き」を請け負うことは(ペットに嫌がられてストレスを与えてしまうため)ほとんどありませんが、正しい方法をアドバイスさせていただくことはあります。

 

ペットの歯磨きの心構え

口の中はとってもデリケートで、よほどの信頼関係がない限り、またワンちゃんが口を触られる“しつけ”が出来ていない限り、安易に触らせてくれません。
さあ歯ブラシだよ〜といったら口をイーっとして歯を見せてくれればいいのですが、たいていの場合無理にこじ開けようとして、歯は歯でも逆にヴーッと牙をむかれてしまうことにもなったりします。

最初から歯ブラシを持って意気込むのは、ペットにとって歯ブラシは『口の中をかき回す不快なもの』という印象を与えるだけでマイナスです。
しつけの基本は“慣らすこと”。『歯ブラシ』も最初から人間がやるように磨こうとするのではなく、そのゴールを目指す最初の一歩として、まずは普通に口周りを触れるようにすることが肝心です。

 

まずは口周辺を触れるようにする


口周辺をなぞってはフードを与え、唇をめくった指に美味しい汁を塗っておいたり、歯を触ってはオヤツを与えるなどの『いいこと』を連結させていきます。
習慣化させる必要があるので、一日でどんどん先に進まず、これを何日も繰り返す方がより定着しやすいでしょう。

 

指にガーゼなどを巻いて歯磨き

次に触れていた指にガーゼなどを巻いて、歯の表面を軽くこすってみます。チキン風味など、ペット用の歯磨きペーストをつけるのも方法ですが、大切なのは強制ではなく「楽しい」「美味しい」という雰囲気作りをしながら行うことです。ガーゼがなければ、手袋をするなどでも代用できます。

ガーゼや手袋でこするだけでも歯磨き効果は期待できますが、歯周病の最も大きな原因である“歯周ポケット”の歯垢まではうまく届きませんので、最終的には歯ブラシを受け入れられるように持っていきます。

 

歯ブラシに挑戦


さあ、いよいよ歯ブラシに挑戦です。とはいえ、いきなり口の中に入れて磨くのはNGです。驚かせて嫌がらせては、これまでの苦労が水の泡になってしまいます。最初は見せるだけ、においを嗅かがせたりちょっと口元にタッチさせては、またおやつやフードで「いいこと」と連結させていき、口の中に少し入れては褒め、ササッと磨いては終わり→たっぷり褒める、ということを繰り返していきます。

歯ブラシはペット用のものもありますが、人間の小児用歯ブラシでも良いでしょう。
ただし「歯磨き粉」だけはペット用のものを使いましょう。人間用は「飲み込まないこと」を前提に色々な成分で作られているため、ペットには刺激が強すぎ健康を害してしう恐れがあります。『ペット用歯磨き粉』は、どちらかというとペットが嫌がらないよう“味付け”としての意味合いが強く、例えつけなくても、歯ブラシ効果にさほど差はありません。

ただし付けるときは、途中でぽろっと取れて食べられてしまわないよう、歯ブラシに乗せた後、指でしっかり押し付けるようにしましょう。
歯磨き粉の代わりに肉汁などをつけておいても、終わった後に「おいしい!もっともっと」という気持ちにさせてくれます。

 

歯ブラシのポイント


最初の内は、外側だけで十分です。やさしく円を描くように、磨きやすい歯から徐々に奥歯の方まで。
犬や猫は歯のエナメル質が薄いため、力を入れて磨くと歯にダメージを与えてしまいます。ガーゼ、歯ブラシどちらを使うにしても、力を入れず、やさしく磨くようにしましょう。

口周りに触れて慣れさせるトレーニングの際、口をあけさせる練習もしておくと、歯の内側を磨くときに役立ちます。ただし歯ブラシに集中しすぎて、押さえてる方の手や持ち上げた唇でペットの呼吸を妨げないよう、注意してください。

人間の歯磨きと同様に、歯と歯茎の間に角度をつけて当てると歯周ポケットにもよく届きますが、文字で書くのは簡単でも、実際やってみるとなかなかコツをつかむのに時間がかかるでしょう。

 

まとめ

健康な歯と口腔内の環境を保つためには、「歯磨き」のしつけもぜひ取り入れたいところですね。特に、小さいときから歯磨きの習慣があれば、高齢になっても自分の健康な歯を維持して食事をとることができます。
犬や猫は、例え歯が一本もなくなっても、加工されたフードや手作り食を食べる分には、ほとんど問題がありません。痛い歯をそのままにしておくくらいなら、いっそ問題の歯は抜いてしまった方が、よほど快適な老齢生活を送ることができるでしょう。
歯周病が進み、歯や歯茎が痛くて食事がとれなければ、動物病院で歯を抜くことも考慮してみましょう。
しかし、一番はそうならないための「歯磨き習慣」を身に付けることが、何より大切です。

 

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