本部スタッフの倉西です。
会社で使用しているキーボードが、2週間くらい前からずっと調子が悪く、もう10年くらい使っているから仕方ないのかもしれませんが、「A」の反応がすこぶる悪くなりました。
左小指でタンッと押しても無反応で、よほど強くねじり押し込まなければ反応しません。
ホコリが詰まって接触が悪くなったのかと、顔を真っ赤にして何度もフーフーしましたが改善されず、私が出した解決策は「小指で強く打つべし!」でした。
いっそのこと全く反応しなくなってくれれば買い替えざるを得ないのですが、意識して強く押しさえすれば言うことを聞くので、不便だとは思いつつ何となく我慢して使っていました。
しかし今度は、ある時を境に「超反応」に切り替わり、せっかく癖付いた「ねじり強押し」をしようものなら、「ああああ」と連打になってしまう事態になりました。
『接触がよくなって直った』なら理解もできるしベストなのですが、今度はソフトタッチでも超過敏に反応し、「A」の一打で「あああ」と絶叫するようになってしまったのです。
母音の「A」は頻繁に使うため、「〇〇様ああ」とか「ございまああす」とか、しょっちゅうバグッたりサザエさんみたいな言い回しになってしまい、「強押し」より「ソフトタッチ」の難しさをまざまざと見せつけられました。
人にもペットにも、我を通して『強くあたる』ことは、早い結果を求めるなら楽かもしれませんが、やはりフェアで長期的な関係を考慮するならソフトリーに触れて、その優しさこそが双方の信頼関係の構築に貢献するのでしょう。
ということでそれからは、ことさら小指だけはソフトにタッチするよう心がけました。
・・が、結局もう壊れていたのでしょうね。
「A」が反応したりしなかったり、または過敏に反応し連打になったりと、もう小指のコントロールだけでは制御できなくなっところで、待ちに待った先日のAmazonプライム感謝祭で購入しました。
キーボードだけを買ったことがなかったので、1,000円ちょっとの安さで買えることにびっくりすると同時に、今こうして小鳥のさえずりが如くすらすらとノンストレスで文字が打てることに感動すら覚えています。
日常の小さなストレス。
それを克服、打開しようと創意工夫し挑戦することは大切かもしれませんが、そもそもストレスの根源を排除してしまえば、こんなにも素敵な世界が待っていたのですね。
しかしこの感動も、ときにハードに、そしてソフトに小指を鍛えた“困難な道のり”があってこそ味わえるものと思っています。
ペットとの生活、しつけやその他諸々で困ったことがあっても、決してペット福祉を顧みない自身にとってのみ楽な解決策で対応するのではなく、まずはソフトリーに、分からなければ専門家に相談するなどして、生き物への理解とリスペクトをもって解決にあたりたいですね。
もちろん、ペットのお留守番で困った際には、ぜひソフトなタッチやタップで、ペットシッターSOSまでお問合せいただければと思います。
お悩みの根源をすっかり「安心」に変えて解決させていただきます。
ということで、今回はキーボードを変えてストレスフリーになった話でした。
by 倉西