パラパラ漫画の鉄拳さんが描いた『猫のものがたり動画』が話題になっています。
花王のサイト、「ニャンとも清潔トイレ」という猫用トイレグッズの紹介ページで公開されたこの動画は、おトイレの便とお手紙の便をかけて、もし一人暮しで猫を飼っている人が見たなら涙腺崩壊すること請け合いの感動ストーリーとなっています。
ペットシッターが気をつけるべきトイレのお世話
ペットシッターは猫のトイレをキレイにしながら、便の状態をチェックするお仕事です。
ですので、訪問していつも通り良い状態の便があると、とても安心します。
「お打合せ」で普段の状態を確認し、実際のお世話では異変が無いか逐一チェックします。万が一異常が見られた場合は、飼主さんに連絡し(連絡がつかない場合はシッター判断で)動物病院に連れて行きます。
入口となる“食欲”が健康のバロメーターなら、出口となる“排便”も同様に「消化器官を巡ってきた健康のしるべ」となりますので、そうした猫の“便り”を見逃さないよう気をつけています。
便の状態に見る病気の症状
便に血液が混ざり、便の色が黒色化する場合は、小腸炎の疑いがあります。
また、下痢で排便の回数が増え、一回の排泄に何度も同じポーズで踏ん張って少量ずつ出す場合(しぶり)は、大腸炎の恐れがあります。
小腸炎では排便の数がそれほど増加せず、腹痛などで元気がない状態になるのに対し、大腸炎の場合は元気や食欲はあまり低下しませんので、便の様子や状態で確認する必要があります。
猫の泌尿器系のトラブル
尿道に結石が詰まることで起こる頻尿、血尿、無尿などのトラブルは要注意。特に「頻繁にトイレに行くが何も出ない」という尿路閉塞になると、48時間で尿毒症となり命の危険が高まります(72時間放置すると半分は死ぬといわれています)。
便秘なら多少その状態が続いたところで、人間同様そこまで心配はいりませんが、おしっこは別です。もし、トイレに尿をした形跡がない、しきりにトイレに行くが尿が出ない、などの症状があれば、すぐに動物病院に連れて行きましょう。
後書き
しかし、鉄拳さんのパラパラ漫画は、もうすっかり“泣ける”ジャンルとして確立されましたね。
ちなみに、鉄拳さんは芸人になる前、プロレスラーを目指していたそうです。
それにしても、鉄拳で目が潤むなんて、父親にゲンコツをくらった小学生以来です。
by 倉西