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フランスのバカンスとアニマルウェルフェアを考える

海外のペットショップ事情にまつわる、こんな記事を見つけましたのでご紹介します。

犬や猫の販売禁止。なぜ「ペット大国」が決断?

2024年から、ペットショップでの「犬や猫の販売禁止」が決まったフランス。

フランスのペットショップで犬や猫の販売ができなくなる理由は、捨てられるペットが後を絶たないからだ。

捨てられる時期は5月から8月に集中しており、夏のバカンス時に「旅行に連れていきたくない」といった理由でペットを手放す飼い主がいると、動物保護団体は予想している。

ペットショップでの販売禁止のほかにも、動物のショーケースでの展示や、一般人によるネット上での犬や猫の売買もできなくなる。

世界的にはアニマルウェルフェアが広まっており、日本にも波及することは間違いないだろう。

⇒参考記事

アニマルウェルフェアとは、動物福祉のこと。
※世界の動物衛生の向上を目的とする国際機関で、日本も加盟している国際獣疫事務局(WOAH)の勧告において、「アニマルウェルフェアとは、動物が生きて死ぬ状態に関連した、動物の身体的及び心的状態をいう」と定義されています

動物愛護先進国といわれる欧米では、これからもペットの生体販売に対する規制は強化されていくと見られていて、そうしたアニマルウェルフェアの考えは日本にも波及していくでしょう。

実際に、販売目的で繁殖したペットの販売を規制したアメリカのニューメキシコ州アルバカーキ市では、殺処分される犬猫が約35%減少したという例もあります。

この記事によると、フランスで動物を飼っている人の割合は50.5%にものぼりますが、毎年10万匹もの犬や猫が捨てられているとのこと。
ちなみに2021年の環境省発表によると、日本では5万8千匹の犬猫が捨てられており、年々殺処分数は減少しているとはいえ、その内1万4千匹の犬猫が処分されています。

調査を開始した1974年には120万匹を超えるペットが殺処分されていたことを考えれば、ものすごい減少といえるかもしれませんが、こうした問題は今後も直視していかなければならないでしょう。

「夏のバカンス時にペットがいると困る」という理由で捨てられるなんて、言語道断ですね!
そんな時こそ、自宅でお世話できるペットシッターを使っていただきたいものです。

そもそもフランスの夏バカンスが3~4週間もあるとか、長すぎません?

うらやm・・けしからん!ペットを衝動飼いして世話に困ったら捨てるなんて、けしかりません。

犬や猫と人類が本当の意味でよき友、パートナーになるには、まだまだ課題は山積かもしれません。
しかし、世界レベルで少しずついい方向に前進していると思いますので、私たちペットシッターは今日も、目の前のペットを全力でお世話することで、アニマルウェルフェアに貢献したいと思います。

皆様もバカンスの際は、ぜひペットシッターSOSをご利用ください。

by 倉西

 

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