ブ~ン(文)と飛ぶから蚊という説もある夏の害虫『蚊』。
ひとたび不快な羽音が聞こえようものなら、血を吸われる前に血眼になって探すほど苦手としていた蚊については、これまでもちょくちょく記事にしてきました。
2017.7.27 蚊と戦う男
2019.7.30 蚊を見失うのは“盲点”だった
2020.7.20 夏本番!気をつけたい(蚊)フィラリア対策
しかし今年の夏は、やけに蚊が少ないような気がしませんか?
暑すぎると蚊は減る
私と志を同じとする「アース製薬」によりますと、国内に広く分布するヒトスジシマカの活発な活動は気温が25度から30度で、35度を超えると活動が低下するとのこと。
つまり蚊も夏バテするようで、特に今年の猛暑続きは堪えたようです。
普段は血を吸わない
そして血を吸うのも雌だけで、それも交尾後の雌だけです。
雄も雌も普段は花の蜜を吸って生きていますが、出産のときだけ「栄養たっぷりの人様の血を、ほんのちょっとだけいただけませんカ、、」と危険を顧みず吸いにくるのです。
他の害虫のように、その外貌だけで人を恐怖に陥れることもありませんし、これくらいなら分(ブ~ン)相応ではないかと、蚊を許すことにしました。
よく『もっとも人を殺す生物』として、圧倒的一位に蚊が挙げられたりしますが、しかし実際は蚊が媒介する「マラリア原虫」が悪さを働いているのであり、スズメバチのように蚊そのものが人を刺し殺しているわけではありません。
蚊を許したとき、ひとつ大きな男になれたような気がしました。
とはいえ、ペットにとってフィラリア症は脅威であることには変わりありませんので、しっかり処方薬で予防に努めましょう。
by 倉西