今年は戌年ですね!!
戌年にちなんで犬をより深く知ろうと思い、「犬は自分に関心を向ける人の前で著しく表情を変えるのではという研究結果」をご紹介します。
犬は、人前で表情を変える。(意図的か直感的な反応なのかはまだわからない)
ポーツマス大学Dog Cognition Centerの研究者らによる「犬は自分に関心を向ける人の前で著しく表情を変えるのではという実験」に参加したのは、1~12歳のあらゆる犬種の飼い犬24匹。人間のいる場所から1mほど離れた場所にリードにつながれた状態で、顔の表情の些細な動きも観測するコーディングシステム「DogFACS」を用いて犬の様子が記録されました。
もっとも一般的な表情として観察されたのは、眉を持ち上げて目を大きく見せる、いわゆる子犬のような目をした顔です。その次に観察されたのは、舌を長く出す表情でした。実験では、関心を向ける人間に対して犬は表情を変えるものの、エサを差し出されるとき表情の動きは著しく少なかったといいます。
こうした結果から、犬が顔の表情を用いて人間とコミュニケーションをとろうとしている可能性が示唆されました。「この発見は犬が人間の関心に敏感で、こうした表情は単なる感情の露呈でなく、潜在的かつ活動的に意思疎通を試みたものだというエビデンス(証拠)を支持するようだ」と、論文筆頭著者のJuliane Kaminski氏は指摘しています。
まだまだ不確定な部分が多いようですが、私は犬は表情豊かだと思っています。ただし、その表情でどういった心境なのかは、全てこちらの想像でしかありませんが…(;´∀`)
我が家のお犬さまは、人の腕や足に顎を乗せ、上目遣いでちょっと情けない表情をするのが得意でした。大変可愛らしい(飼い主の欲目ですが)その表情は人を悩殺し、悩殺された人はおやつをあげる機械になり果てていましたね。
たとえ表情が科学的に解明されても、日々ペットを気にかけながら共に暮らしていくことが一番大切だと、私は思います。
スタッフ 木村