第26弾のペット図鑑は、『ジャーマン・シェパード・ドッグ』をご紹介いたします。
原産国:ドイツ |
~歴史~
第一次世界大戦の前に軍用犬として、徹底的な作業性の向上と訓練性能の向上を目的に交配を繰り返して誕生したのが、ジャーマン・シェパード・ドッグです。忠誠心が強く、なんでもできるユーティリティ・ドッグとして、警察犬、麻薬犬、災害救助犬、盲導犬など、さまざまな分野で活躍しています。
~特徴~
体を横から見たときに、お尻の方が少し下がっているような格好が特徴的。子犬のうちは顔も丸く耳も垂れていますが、成犬になると耳がピンと立って凛々しい姿になります。強靭な筋肉をもつたくましい体に俊敏な動き、持久力やジャンプ力も高いといわれています。また、シェパードの走るスピードは大変速く、その姿は大きな魅力となっています。
~性格~
牧羊犬として作出されたため、初対面の人がおやつをくれても食べない、安全とわかるまで近づかないなど警戒心が強い面があり、相手を簡単に信用しない一面があります。家族に対しては従順で愛情深く、飼い主さんのことをよく見ていて、指示を忠実に守ることを得意としています。
~手入れ~
密集したダブルコートで、オーバーコートは、ごわついた直毛です。寒い野外での作業にも耐えられるような厚い被毛をもっています。日常的なお手入れは週に数回のブラッシングで大丈夫ですが、換毛期にはブラッシングの回数を増やしてあげましょう。
ジャーマン・シェパード・ドッグの基礎犬として選ばれたのは、ドイツの農家で古くから飼育されてきた牧羊犬だそうです。
現在のジャーマン・シェパード・ドッグと区別するために、「原種の」を意味するオールドを冠にして「オールド・ジャーマンシェパード」と呼ばれているそうです。
スタッフ 佐藤