まだ4月なのに30度を超える真夏日を観測したり、それでいて朝晩との寒暖差も激しく、来週はまた寒気が戻ってくるらしいので、体調管理に気をつけたい今日この頃ですね。
夏が近づくということは、ペットシッターとして、またペットを飼う皆様にとって、もっとも気をつけたい『熱中症』のリスクが訪れるということです。
熱中症は真夏の暑い時期だけのことと思われがちですが、実際はGW頃から徐々に症例が増えていきます。
もちろんピークは7~8月ですが、その頃は私たちも“暑さと闘う真っ最中”ですので、否が応にもペットにも注意がいき届きます。
問題は、まだまだ涼しい日もある初夏の時期(5~6月)。
この辺りはエアコンいらずの日も多く、例え夏日を超える暑さになっても、翌日はまた平温に戻ったりと、まだまだ心に余裕があります。
しかし、その日の気温で服装を調整できる私たち人間とは違い、ペットの衣替え(換毛期)はゆっくりと進行していき、春から初夏にかけては、まだ体が「暑さ」に順応していません。
また、日中は仕事に出ていて“ペットだけお留守番”で過ごす場合は、飼主さんは比較的涼しい「朝」と「夕」の環境しか知りませんので、日中どれだけ日差しが当たり、閉め切った室内の温度が上昇するかまで把握しきれていないことがあります。
暑いけどまだまだ過ごしやすい初夏の寒暖差が、錯覚となり油断を生み、ペットの熱中症を引き起こしてしまうこともあります。
夏はまだ少し先ですけど、これからの季節も「ペットの熱中症対策」には十分気をつけていきましょう。
by 倉西