“犬の散歩”で驚きの報酬 1日5時間で年収1500万円 アメリカ
ニューヨーク・マンハッタンにあるセントラルパークには、たくさんの犬を連れて歩く人の姿が見られます。実は今、犬の散歩を代行するドッグシッターの仕事がお金を稼げると注目されています。
「散歩させるときはすごく注意を払います」
ビルが立ち並ぶ中、犬を3匹連れて散歩していたライアンさん。ドッグシッターの仕事をしています。年収は12万ドル、日本円で約1500万円です。飼い主から預かった鍵で犬を迎えに行きます。
ドッグシッター ライアンさん
「一番大事なのは信頼関係。鍵を預かりますから」さらに別の家を訪ねて犬2匹の準備をすると散歩をスタートさせました。1日約15匹から20匹を5時間ほどかけて散歩させているといいます。
利用している人は…
ライアンさんに散歩を依頼 医療従事者
「病院で働いていたので(コロナの時も)ノンストップでした。だからパンデミックの間、ライアンが犬の散歩をしてくれていたのは本当にありがたかったです」コロナの規制が緩和されるとさらに変化がありました。
ドッグシッター ライアンさん
「(コロナの)規制が解除され、みんなが仕事に戻り始めると、以前よりも散歩させる犬の数が増えました。だから今、とても強いビジネスになっています」
記事サイトでは、3~4匹のワンちゃんを一緒にお散歩させているドッグシッターの活躍ぶりも動画で紹介されています。
日本のペットシッターの場合は、違うお客様の犬達を同時にお散歩させるということは、まずありません。
日頃から仲が良い犬であればできなくはないかもしれませんが、それでも一頭一頭にかける注意が薄れ、拾い食いや小さな変化にも気づきにくくなる恐れがあります。
普段のお散歩コース、歩くスピード、排泄のタイミングなど、やはり個々に合わせたお世話が望ましいとは思っていますが、でもこんなに優雅なニューヨークのドッグシッター事情を見ると、何だか羨ましくもありますね お金もすごいし。
動画では、何匹ものワンちゃんが足並み揃えて歩いていますが、これはシッターの技術というより、単に犬達がとてもお利口だからできる業でしょう。
もし犬同士で「ガウ!ガウ!!」と喧嘩が勃発したら、それこそドッグシッターひとりで対処するのは困難です。
社会化されていない犬、それも飼い主が異なる犬を近づけるリスクは甚大ですから、日本でもこのようなドッグシッターサービスが定着するのは、まだまだ先のことかもしれませんね。
by 倉西