寒くても元気にお散歩を楽しむワンちゃんのおかげで、否が応でも飼主さんも健康的に、規則正しい冬を過ごすことができますね。
さて、『犬の散歩の楽しみ方』は様々ですが、やはり犬にとって最大の魅力は“排泄”や“ニオイ嗅ぎ”ではないでしょうか。
そして、そんな“楽しみ”に対しての反応も様々で、特にニオイ嗅ぎの情報収集や社会との交流、人や他の犬などの刺激に対してのリアクションは、その子の『個性』にも通じるものがありますね。
ぐいぐい引っ張る子、気になるものを見つけたら飼い主さんがリードを引っ張っても梃子でも動かない子、など“執着”の度合いも様々です。
もちろん、これらもワンちゃんの個性、性格のひとつではありますが、散歩は本来「犬と人」が一緒に楽しむものです。
首輪でぐいぐい引っ張れば、擦り傷や喉への負担の蓄積になりますし、急な通行人や車との接触事故、または拾い食いを防止できないなどのリスクもあります。
また、ニオイ嗅ぎに夢中で人間の指示に従わなければ、やはり「拾い食い」や、不衛生なものを体に取り入れ「感染症」を起こしてしまうリスクなども考えられます。
「でもウチのコ外に出ると言うことを聞かなくて・・」
と頑固なワンちゃんに諦め半分の飼い主さんも多いでしょう。
しかし、ちょっと厳しい見方をすれば、“そう”しつけたのは飼主さん自身かもしれないのです。
犬は「自発的な行動の結果『いいこと』が起きた」ときに、その行動パターンを強化していきます。
(例:「リードを引っ張れば行きたいところに行けた」「四つ足で踏ん張れば嗅ぎたいモノのニオイを嗅げた」)
つまり、引っ張られたら引っ張られるままに犬の行きたいところについていく~という飼い主さんの行動選択が、より「リードを引っ張る犬」へと成長させてしまうことにもつながるのです。
同じように、引っ張っても犬が踏ん張ったのでしばらく様子を見る~という行動選択が、引っ張り返せば“思い通りにニオイが嗅げる”という成功体験を犬に与え、その行動を強化させることにつながります。
では、どうしつけていけばいいのか、それはとても簡単で、タイトルの通り『ゴー&ストップ』をお散歩に取り入れましょう。
本当は一気に書いてしまいたかったのですが、帰宅時間が迫ってきたため一旦ストップして、お家にゴーしますので、その詳しいやり方は次回にご紹介します。
by 倉西