朝夕のワンちゃんのお散歩も、だいぶ快適になってきましたね。
夏は抑え気味だった運動量も涼しさと共に上がってきて、また気温の変化から冬に備えた脂肪の蓄えなど、生活習慣や本能的にも『ペットにとっての食欲の秋』が近づいてまいりました。
ペットは人と違って、見た目を気にして~や、健康の為に~といった“ダイエット”の概念はありません。
食欲があって、目の前においしい食べ物があれば、当たり前ですが“食べたいだけ食べて”しまいます。
特に犬はムラ食いする猫と違って、その食性からあればあるだけお腹パンパンになるまで食べてしまうでしょう。
飼い主さんとしては、夏に減退気味だった食欲が戻ってきたのが嬉しくて、欲しがるペットについつい上げすぎてしまうこともあるかもしれません。
肥満防止のため、摂取カロリーをキープして“量”ではなく“質”で満足させるには、食事やおやつの上げ方を工夫してみてください。
質とは、「上げ方」や「回数」のことです。
決まったタイミングでお皿に入れて出す~という一般的な方法以外にも、あえて食べづらいような(早食い防止用の)器を使ったり、コングなどの食べ物を入れるおもちゃを使うことで、ペットはより“食べる(獲る)”ことへの本能と達成感を刺激され、長い時間楽しむことができます。
また、一度に全部与えてしまうより、小分けにして飼主さんが手からフードを上げるようにすれば、そのタイミングで効率的に教えたいこと(オスワリ、オテなど)を学習させることもできますね。
食欲の秋~ペットとの“楽しい時間”をたくさん作って、心もお腹も満たしてあげたいですね。
by 倉西