脳の神経細胞(ニューロン)の障害によって繰り返し起こるてんかん発作のことをいいます。
原因は、脳腫瘍や水頭症などの脳疾患からくる「症候性てんかん」と原因不明の「突発性てんかん」のふたつがあります。突発性てんかんは遺伝子が関係していると考えられています。発作の前兆として、そわそわしたり、鼻をならすなどの行動がみられ、その後、前足と後足がぴんと張った状態になり、数秒~数分のあいだ倒れて足をばたつかせたり、お漏らし、よだれを流すなどの発作が起こります。
発作が起きたときは抱えたりせず、安全を確保して、発作が治まるまで待ちます。てんかん中に口に手を入れると噛まれる危険がありますので、やめましょう。
通常は短い時間で治まりますが、10分以上続くのであれば動物病院に連絡して連れていった方がよいでしょう。