人畜共通感染症のひとつ。
日本では犬に対して狂犬病の予防接種が義務付けられています。
ラブドウイルス科の狂犬病ウイルスが病原体で、このウイルスに感染している動物に咬まれると、傷口から唾液と一緒にウイルスが入り込み、発症するとほぼ100%死に至ります。
初期症状では食欲不振や傷口の痒みなどが見られ、そのうち麻痺や幻覚などの神経症状がでて、昏睡状態に陥ります。水などを飲むと激しい痛みを伴うため、恐水症と呼ばれることもあります。
現在、日本国内での発生は確認されていませんが、諸外国では今でも狂犬病で人や動物が死亡しています。