ノミアレルギー性皮膚炎は、ノミの唾液成分に対するアレルギー応答で、ノミに吸血されることによって起こる皮膚炎です。多数のノミに吸血されればより強い症状は出ますが、1匹のノミに吸血されただけでも皮膚炎が起こる可能性があります。
この病変は特徴的で、腰から肩までの背部、頚部全周に粟粒大の湿疹ができ、痒みを伴います。湿疹はアレルギー応答の現れであり、ノミに吸血された痕ではありません。
ちなみに、ノミが寄生することで起こる皮膚炎は、アレルギー性と非アレルギー性があり、非アレルギー性のノミの皮膚炎は、多数寄生のノミの咬傷による機械的刺激による皮膚の反応です。強い痒みを伴う場合は二次的に細菌性皮膚炎を起こすこともあります。
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