日に日に蒸し暑さが増して、ワンちゃんとのお散歩も、時間やコースを選ばなければいけない季節となりましたね。
お散歩用のアイテムに、ペットボトルに水を用意している人も多いと思いますが、排せつの跡を洗い流す以外にも、これからの時期は「飲み水」「冷水シャワー」としての活用もお勧めです。
お散歩が大好きな犬は、「今日はちょっと暑くなりそうだから、ゆっくり短めにしとくか」と先々のことを慮ってコースを替えたり、ましてや自らの意思で外に出るタイミングを変更することはありません。
リードを繋がれると「待ってました!」とばかりに、暑くても散歩に飛び出していきます。
しかし、ペットの熱中症は命にもかかわりますので、愛犬が元気に駆け回るからといって、そうした危険性を見過ごすわけにはいきません。
特に体温調整が苦手な短吻種(パグ、フレブルなど)は、すぐにガーガーと荒く苦しい呼吸になり、あっという間に体に熱がたまって症状を悪化させてしまいます。
犬はいつだって『今』を楽しむ動物です。
しかし人間が『その先』を見据え、しっかりペットの行動や体調を管理してあげましょう。
お散歩時にはペット用の『水』を持参しよう
ペット用給水ボトルは、お散歩時にも場所を問わずサッと水を飲ませてあげることができますので、クールダウンにはもってこいです。
我々でいうところの、遠足で飲む麦茶気分といったところでしょうか。
シチュエーションが変わった場所で飲む水は、犬にとっても格別なはずです。
また、暑さと喉の渇きから、散歩から帰って一気に水を飲むことで起こり得る“胃捻転”などのリスクも軽減できますので、一石二鳥ですね。
飲ませる以外にも、直射日光を受ける背中や首に水を手でパッパッとかけてあげても、犬の体を冷やす効果があります。
我々でいうところの、マラソン給水所に置いてあるスポンジといったところでしょうか。
頭や首に押し当てリフレッシュし、犬にとってもゴール(家)まで散歩を楽しめます。
もちろん、私はマラソンをしたことがありませんので、あくまで想像ですが、あのスポンジをパーンと投げ捨てラストスパートする様は、「普段ポイ捨てしちゃいけない」価値観の反動もあって、何だかかっこいいですよね。
マナーといった意味では、こうした給水ボトルがあれば、公園の水なども直接ではなく、ペットボトルに移して飲ませることができますので、そういった意味でも重宝します。
ということで、夏の散歩は少しでも涼しい時間、コースを選び、『水』持参で快適に行いましょう!
by 倉西