別名「トキソカラ症」ともいわれます。
母子感染や経口接種より感染しますが、体の中に入った回虫は消化管の中だけに留まらず、体中を迷走するのでその名前がつけられています。
素麺のような糸状の外見をしており、4~20cmくらいの長さがあります。
感染しても症状が現れない場合が多いですが、多量の虫に寄生された場合、腹部の膨らみ、便秘、下痢、貧血、嘔吐、痙攣などの神経症状までさまざまな症状がみられます。
また、人にも感染しますので糞便はもちろん、ペットに触った後は必ず手を洗いましょう。
治療は駆虫薬の投与ですが、投与と合わせて飼育環境も清潔にしなければ、再度虫卵を接種してしまい再感染する危険がありますので、注意が必要です。