猫白血病ウイルス感染症は、猫白血病ウィルスが原因の感染症です。
母猫から子猫へ感染してしまう母子感染や、感染している猫の唾液へ接触するなどして感染します。
感染しても発病しない場合もありますが、生涯にわたってウイルスを持ち続ける「持続感染」の場合もあります。
症状として、発熱、食欲不振、白血球減少症、血小板減少症、貧血、リンパ節の腫れなどがみられます。
治療方法ですが、持続感染している場合は対処療法となるため、猫自身の免疫力が下がらないよう注意が必要です。また、リンパ腫や白血病などを発症している場合は、抗生物質の投与や抗がん剤治療となります。
ただし、感染した猫の多くは残念ながら長生きは出来ず、2~4年ほどの余命と言われています。
そのため、ワクチンによる適切な予防が重要となります。