アデノウイルス2型は、アデノウイルス1型(伝染性肝炎)と異なり、主に乾いた咳が出る呼吸器系の病気で、犬伝染性喉頭気管炎を引き起こします。
アデノウイルス2型感染症のウイルスのみでは重症化はしないと言われていますが、他の細菌やウイルスとの混合感染を起こすと、肺炎を引き起こすなど重症化し死亡率が高くなることもあります。
また、ケンネルコフの原因の一つとも考えられています。
治療については、致死率は比較的低いですが感染率が高いため、二次感染を抑えるための抗生物質投与や点滴などの対症療法となります。
また、ワクチンによる予防が可能です。