本部スタッフの倉西です。
昨日放送のテレビ番組「クレイジージャーニー」で、アメリカの大麻の話題を取り上げていましたが、その中で人間のみならず“大麻入りドッグフード”も販売されていると知り、「犬に薬物を!?」と驚いた人も多いと思います。
睡眠を促したり不安を解消するリラックス効果があるとされ、一番売れるのは全米各地で花火が上がる7月4日の独立記念日というから、犬が花火を怖がるのは万国共通のようですね。
ただ、大麻入りと聞くと中毒性や健康被害が懸念されますが、我々のイメージする大麻(マリファナ)とは違い、大麻成分の中でもカンナビジオール(CBD)という比較的安全性の高い天然化合物が使用されています。
大麻草の主要成分にTHC(テトラヒドロカンナビノール)とCBDがあり、いわゆる「ハイ」になるのはTHCで、CBDにはTHCのような陶酔感や依存性がないことが証明されています。
<健康な犬猫を対象にCBDを12週間投与した結果、血液検査や生化学的な値に有害な影響はありませんでした>
そのため、CBD成分の入ったペット用サプリは、実は国内でも健康サポート食品として売られています(番組で取り上げた海外のものと含有量や安全基準は異なるかもしれませんが)。
厚生労働省が認可した安全基準は満たしているとはいえ、CBDの犬や猫に対する効能については、まだこれからどんどん研究が進められ、慢性的に摂取した場合の長期的な健康への影響や、他の薬と併用した場合のリスクなど、未知なことも多々あります。
くれぐれも安易に摂り入れず、獣医師と相談するなど慎重に対応したいですね。
昨日は睡魔に勝てず番組を最後まで見ることができませんでしたが、たとえ眠くならない白い粉があったとしても、私は絶対に手を出しません。
by 倉西