ペット保険のアニコム損保が発表した『2020年ペット支出表』によると、総額は犬338,561円(前年比110.4%)猫164,835円(103.9%)と、前年2019年と大差はありませんでしたが、コロナの影響からその内訳は大きく変わりました。
<詳細はこちらの記事を参照ください>
参考サイトより抜粋
私たちの業務に直結する「旅行・出張の自粛」の影響は大きく、「ペットシッター/ペットホテル」の項目では犬3,991円(前年比47.9%)猫1,609円(46.4%)と前年に比べ半分近い落ち込みとなりました。
これは、「ケガや病気の治療費」「しつけ・トレーニング料」「洋服」「(飼育に伴う)光熱費」など数ある項目の中でも最も減少率が高く、コロナの影響をもろに受けた結果となります。
その逆に、前年比で最も上昇率が高かったのが「サプリメント」です。
犬では11,861円(前年比135.8%)猫では5,668円(203.7%)と、特に猫では顕著な支出増です。
コロナ禍で脅かされた健康意識が、ペットにも影響したのかもしれません。
サプリメント自体は「薬」でも「食事」でもありませんが、どちらの効力にも成り得る「健康」や「栄養」の補助サポートをしてくれます。
難しいところは、薬と違って「効果」が見えづらいところであり、どれだけ“健康”や“日々の生活”に役立っているのか、確証を持てないところですね。
これは人間のサプリメントも同じで、私は一時期7種類くらいのサプリメントを摂取していましたが、今は何も摂っておらず、実際のところ体感する健康の違いは全くありません(笑)
過ぎたるは及ばざるが如しで、体に良いからといって、もちろん必要以上にペットに与えてはいけませんが、かかりつけの獣医さんと相談の上、その子に合ったサプリを適量与えることは、間違いなく健康にいいことです。
かつての私がそうだったように、大した効果は感じなくても気休めでサプリを飲んだり、毎日摂り入れる儀式的な行為で、精神衛生上も“体にいいことをしている”と前向きに思えたり、ただやめ時が分からず飲み続ける人も中にはいるかと思いますが、少なくともペットにサプリを与えることは、毎日のペットとの接触、ひとつのコミュニケーションにもなり、「ペットの体調はどうだろうか?」とそれだけ気にかけることにもなります。
今回、ペットシッターの利用費とは対照的に上昇したサプリメントを取り上げましたが、早く皆さんが安心して出かけられ、またペットシッターを頻繁にご利用いただける社会になるよう、喉から手が出るほどコロナに効くサプリ、いえ特効薬が欲しいところです。
by 倉西