ペットの誤飲や誤食ほど飼主さんをハッとさせるものはありません。
何を食べたかまで分かれば、安心したり処置のしようもありますが、何かを飲み込んだようだけど、それが何かは分からないとなると、とても不安です。
「それだけは食べないで!!」と声にならない悲鳴をあげることもあるでしょう。
例えば猫が〇キブリを捕まえたときなど、本気で念じて思いを伝えたくなる瞬間です。
ペットが予期せぬものを食べてしまい、それが原因で“心臓が止まるほど飼い主がびっくりした”という海外のニュースをご紹介します。
「血? 事件?」いたずら犬に飼い主は「心臓が止まるかと思った!」(米)
真夜中に飼い主の目を盗んでいたずらをしていた犬。飼い主が物音に気付いて起きてみると、まるでベッドで吐血したような飼い犬の姿が目に飛び込んできた。
米マサチューセッツ州に暮らすジョーダン・ジレッティさん(Jordan Gilletti)は、オールディ・イングリッシュ・ブルドッグの“アリス(Alice、3)”と“エドガー(Edgar、5)”を飼っている。
ある晩のこと、ジョーダンさんは誰も起きていないはずの寝室で奇妙な音を聞いて目が覚めた。部屋には2匹の犬も一緒に寝ており、ジョーダンさんは「なにごとかしら?」と電気をつけて仰天した。
ぼーっとしていたジョーダンさんの目に最初に飛び込んできたのは、犬用ベッドの上でお腹を出し、血まみれになって動かないでいるアリスだったのだ。
ジョーダンさんは「とんでもないことがアリスの身に起こったと思い、心臓が飛び出るくらいびっくりしました」と当時を振り返る。
しかしその後、すぐそばにいたエドガーに目をやったジョーダンさんは、アリスの身に何が起きたのかを察し、肩の力が抜けていくのを感じた。
ジョーダンさんは「エドガーは私の空の口紅ケースをガリガリと噛んでいたのです。アリスは赤い口紅で遊んでいるうちに口や身体が血のように染まったのでしょう。そして私が起きたのに気付いて、お腹を撫でてもらおうとじっと動かないでいたわけです」と明かすと、こう続けた。
「それが血ではなく、いたずらだと分かった時はほっとしましたよ。アリスはちっとも悪びれた様子はなく、とても満足した顔をしていました。『口紅を食べてしまったことで具合が悪くなるのでは』と心配しましたが、何の問題もありませんでした。」
「口紅はなかなか落ちなかったのですが、次第に色あせてわからなくなっていました。あの口紅は私の大好きな1本だったのですが、血でなくて良かったですよ。だって本当にびっくりしたんですから!」
ちなみに昨年10月にはフィリピンで、メイク用の粉が入ったパッケージを見つけた3匹の犬がピンクに染まり、飼い主を仰天させた。また3月には、スイカジャムを食べて身体が赤く染まった犬が、床で死んだふりをして話題となった。
→参考記事
口周りや体を真っ赤に染めて倒れていたら、それはもう全身の血の気が引くくらい驚きますよね。
私も過去に、愛犬がまだパピーの頃に、「やめて!それだけは食べちゃダメだよ!!」と半分パニックになるくらい懇願するシーンがありました。
むろん、懇願したところで犬には伝わりませんので、愛犬が咥えて見せびらかしにきたカミソリ(しかも刃の方を咥えて)をどう取るか、頭をフル回転で考えました。
手を伸ばせばピューッと逃げていくかもしれませんし、今は刃を平行に咥えていても、私がそれに集中することで犬がカプッと咥え直したら・・・と思うと、本当に怖かったです。
結果的にオヤツで誘導し無事にカミソリを取ることができましたが、あの恐怖に比べるとティッシュをいくら食べようが、ミカンの皮や買ったばかりの革靴のソールを食べようが、かわいいものです(ちゃんとしつけろって話ですが^^;)。
ペットに悪気はなくても、こんな風にドキッとさせられることがないよう、特に幼いときの誤飲や誤食には注意したいですね。
by 倉西