今日から4日間、ペットシッタースクールでは『ペットヘルパー1級講座』が行われます。
ペットシッターの学校なのに、ペットヘルパー?
そもそもペットヘルパーってなに?
と思われる方も多いでしょう。
ペットシッターとして長年お世話をさせていただいていると、シッターも飼い主さんももちろん年をとりますが、犬や猫はその4~5倍のスピードで年をとっていきます。
最初は若くて元気だったペットも、高齢に伴い筋力が低下し、今までできていたことができなくなるなど、補助や特別なケアが必要になるケースも出てきます。
また、体が求める栄養素や、その量やバランスなども変化していくでしょう。
こうした老齢期を適切な方法でお世話し、いつまでも健康な暮らしをサポートできるスキルが、ペットシッターにも求められるようになりました。
そうした需要から誕生した「ペットヘルパー養成講座」は、2級の通信講座と、1級の(2級を修了した方のみ受けられる)通学・実習講座に分かれております。
老犬・老猫に特化した“高齢ペット専門の介護ケア”にご興味がある方は、ぜひこちらをご覧ください。
初日の今日は、2つの講座が行われました。
『老犬・老猫の健康と病気』では、東京杉並区のグラース動物病院院長であり、帝京科学大学アニマルサイエンス学科の教授でもある小林豊和先生に講義をしていただきます。
健康寿命(ヘルス・スパン)を延ばしていくための適切な飼養、また医療のプロから見る様々なアドバイスは、ご自身のペットはもちろん、これから出会うたくさんのペット達に役立てられます。
そして、このような時期ですので、先生にはマウスシールドをしていただき、教室も蜜にならないよう気をつけて行いました。
受講生の皆様には入室時に体温チェックもしていただき、消毒なども徹底しておりますが・・・
講習風景を引きで撮ろうと体を後ろに伸ばした際、このアルコール消毒液の自動センサーが反応してしまい、プシューっと液が飛び出て腰部分がびちょびちょになってしまいました(2回目)。
両手でも溢れるほど出てくる量が多いので、今私の右わき腹には一匹のウイルスもいません。
そして、ふたつめの講座は『ペット介護グッズの紹介』で、老齢ペットの介護ケア商品を専門に扱う清水弥生先生にご講義いただきました。
様々なペット介護のリアルな現場や、人にもペットにもやさしい便利アイテム、そして専門の犬猫用車椅子について、多くのことを学びます。
明日の実習では、色々なペット介護グッズ、専用車椅子などを実際に手にとって体験してもらいますので、楽しみですね。
明日からの実習もぜひ頑張りましょう。
by 倉西