新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。
当初に比べウイルスが弱体化している(?)とも言われていますが、日ごと増えていく感染者数のニュースに、何だか諦観にも似た“慣れ”が生じている自分がいます。
お客様のお宅に伺い、大切なペットのお世話をするペットシッターは、ただでさえ衛生管理の厳しいお仕事です。間違ってもシッターが菌やウイルスの媒介役になってはいけませんからね。
新型コロナウイルスの登場から約半年、シッター自身も「お客様宅に上がる」というリスク管理から、より一層の予防対策で活動してまいりましたが、幸いにしてペットシッターSOSでは店舗シッターはもちろん、ご利用者や身近な人が感染したというケースは今までのところ0です。
これからも最大限の注意を払い、お客様にも安心してご利用いただけるサービスを目指してまいりますが、本音を言えば早くコロナが終息し、マスクなしでもお打合せしたり、お客様とペットのお話しで盛り上がったり、これまでのように存分にペットと触れ合ってお世話したいところです。
不安や不自由さを知ってはじめて、“普通”であることのありがたみを痛感しています。
ワクチン開発が待ち遠しいですが、イギリスやドイツなどでは、「新型コロナウイルス探知犬」の研究・訓練が勧められています。
犬はその鋭い嗅覚から、「麻薬探知犬」「癌探知犬」、テロ対策用の「爆発物探知犬」など、これまでも様々な分野で“匂い”によって人々の助けになってきました。
そしてこの記事によると、かなり高い精度でコロナウイルスの感染を嗅ぎ分けられることに成功しています。
特殊な訓練により、陽性については83%、陰性では96%と高い正解率でコロナ感染を探知しています。
ウイルス自体には匂いはなくても、ウイルスに感染した人の代謝には変化が生じ、犬はそのわずかな違いを嗅ぎ分けることができるのだそうです。
感染者の匂いを嗅いで、犬には感染しないの?
と思われるかもしれませんが、記事によると『この件に関し、イギリスの探知犬育成団体「メディカル・ディテクション・ドッグス(MDD)」は、犬がウイルス感染する可能性は極めて低い上、人間を嗅ぐ時も本人には触れず、周りの空気のみで探知するため、彼らの安全は担保されていると説明する』とのこと。
今後、空港やコンサート会場など、人が集まるところには「コロナ探知犬」がいて、無症状の感染者も“ワン!”と探知してくれたら、心強いですね。
by 倉西