『異世界かるてっと』などのアニメ監督で、獣医でもある芦名みのるさんの「危険なペット用オモチャへの警鐘」ツイートが話題になっています。 https://twitter.com/minopu/status/1225406983995396096
誤食率ナンバーワン? ペット用のあるおもちゃが危なすぎると話題に 芦名さんがツイートで指摘するのは、ペットにとって極めて危険なあるおもちゃの存在。いったいどのような凶悪なおもちゃかと思ってしまうが、なんとそれはペットショップなどでよく見かけるネズミのおもちゃ。かわいらしい見た目で人気のアイテムだが、芦名さんが獣医として長年救急対応してきた中で、最もペットに誤食されている割合が高いのだという。
ペットシッターの現場でも、このタイプのおもちゃによる誤飲トラブルはたまに見られ、もちろんオモチャ全般に言えることですが、誤飲の恐れのあるものは出しっぱなしにしない管理が必要です。 猫じゃらしのように、このネズミに棒がついたタイプのものもありますが、棒があるから誤飲しないだろうと思いきや、カジカジしている間にネズミ部分だけがポロッと取れて飲み込んでしまいます。 猫に飲み込む意思はなくても、遊んでいるうちに興奮して口の中に入ってしまうことや、精巧に作られたネズミに本能が芽生えてしまうこともあります。 その他、リボンタイプの玩具もかじりとって食べてしまう危険性がありますので、動物に模してないからといって安心はできません。 猫の舌のザラザラ突起は、喉に向かって生えていますので、細い糸や紐状のものは舌を出し入れするだけでスルスルと口の奥に運ばれてしまいます。
ペットシッターブログ⇒『「猫の誤飲」事故』
おもちゃは遊び終わったら猫の見えない(取り出せない)場所に仕舞うよう習慣づけることが大切ですが、人間ですからついうっかり忘れてしまうこともあります。 また、高い棚の上などに置いておいても、留守中にペットが飛び上がって取ってしまうこともありますので、猫の身体能力を侮ってはいけません。 引き出しや扉付きの棚など、猫が取り出せないところに仕舞うのがベストですが、一番は万一出しっぱなしにしても誤飲の心配が少ない、安全なタイプの玩具を選ぶことです。 また、万一誤飲させてしまったら、ネットには色々な応急処置方法が書いてありますが、できるだけ早急に動物病院に連れて行ってください。 オモチャや遊びは、工夫とテクニック次第でどんどん猫を夢中にさせることができます。 ぜひ正しい玩具目利きで、安全なペットライフをお楽しみください。 by 倉西