本部スタッフの倉西です。
ペットシッターが犬を散歩していて困るシーンのひとつが、「あ、ワンワン」といって近寄ってくる小さなお子さん。
人慣れした大人しい性格の犬であっても、お客様のワンちゃんですので、万が一のことがあっては大変です。
もちろん自分のペットなら、動物好きの小さなお子さんが望む(犬も喜ぶ)なら、喜んでスキンシップをしてもらいますが、連れているのは大切なお客様のワンちゃんであり、また相手は少しのことでショックやケガを負いかねない小さな子供です。
普段から飼い主さんがウェルカムにしている場合であっても、たとえば何日も大好きな飼い主さんと会えない環境下で、またリードを持つのは飼い主さん以外のシッターという微妙な差異から、刺激に対する反応が変わってしまうかもしれません。
それに、ワンちゃんが怖い思いをしたりケガをすることだけは、絶対に避けなければなりません。
ですので、そんなときはとても心苦しいのですが「ごめんね~。今日は飼い主さんじゃなくて、ペットシッターのお仕事だから遊べないの~」と距離をとるようにしています。
そして保護者のお母さんがいたり、それこそ相手が犬連れの場合は、「よかったらどうぞ^^」と名刺やパンフレットを渡して宣伝することも忘れません(笑)
なかには、ペットシッターSOSのエプロンを見て、「自分も利用してみたい」と声をかけてくださる方もいます。
そうした方は、実際にシッターの仕事ぶりを見て安心してくださったり、直接お話しして不安を払しょくしてもらえますので、すぐにお客様になっていただけたりします。
いくらペットシッターが大切なお客様のワンちゃんを連れているからといって、ことさら近づくなオーラを出してけん制するわけにはいきませんので、これからも安全第一は変わりませんが、小さなお子さんにも優しく伝わるよう、うまく距離をとってお散歩していきたいと思います。
ちなみに私は今朝、猛ダッシュしたけど電車にギリギリ間に合わず、ホームに残って顔を赤らめていたところを子供に指をさされました。無邪気で正直な小さなお子さんの反応も怖いですが、大人として模範となるよう、日頃から気をつけたいと思います。
by 倉西