第20弾のペット図鑑は、『アメリカンショートヘア』をご紹介いたします。
原産: アメリカ 体重:3~6kg 被毛:短毛 カラー:クラシックタビー、黒、白、銀、クリーム色、赤、茶色、青、ソリッドカラー、バイカラーなど多岐にわたります。 |
~模様~
額にはM字型のような模様、目尻から頬にかけて後ろに伸びる線(通称:クレオパトラライン)、胴体横腹にある渦を巻いた大きな縞模様、しっぽの模様「リング」が特徴的です。
~歴史~
アメリカンショートヘアの起源は、アメリカ開拓時代にメイフラワー号に乗ってアメリカに入ったイギリスのブリティッシュショートヘアといわれています。アメリカ大陸に渡った当初はネズミや ヘビ退治に活躍。純血種を求められていなかったため種類の違う猫と繁殖をした結果、遺伝疾患の少ない丈夫な体を得ることができたと考えられています。アメリカンショートヘアは当初、「ドメスティック・ショートヘアー」の名称で登録されましたが、雑種と言う印象が強く、人気は低かったようです。その後、愛好家により改良が続けられ「アメリカンショートヘア」と改名されました。日本に入ってきたのは1980年以降。日本では「アメショー」などと省略されて呼ばれることも多いですが、英語圏では「マウサー」(mouser/ネズミ捕り動物)という異名をもちます。
~性格~
基本的に明るくおおらかで優しい性格ですが、人間に抱かれるなどの行為や必要以上に撫でられるのは得意ではありません。狩猟本能が強いため運動能力は高く、動くものには敏感に反応し、活発で好奇心旺盛な一面もあります。
~体型~
筋肉質で全体的にがっしりとしていて、脚が大きく力強い体型は「ワーキング・キャット」(働く猫)と呼ばれるに相応しい体型です。頭は大きく、丸みのある瞳、中位の耳、ふっくらした頬、四角い口元は愛らしく、しっぽは長めです。触ると硬くて密度のある厚い被毛は、湿気や寒気を防ぎ、皮膚のケガを防ぐのに役立ちます。
~体質~
猫の中でも生まれつき太りやすい種類なので、肥満による糖尿病や関節トラブルにならないよう体重などに注意して下さい。また、ストレスを溜めないよう運動も必要です。
目尻から頬にかけて後ろに伸びる線を「クレオパトラライン」と呼ぶことを初めて知りました。我が家のお猫様(雑種)も似ているラインがあるので、これからはうちにも「クレオパトラライン」もどきがあると自慢していこうと思います。