よく、「犬派ですか?猫派ですか?」と聞かれます。
この「犬派か猫派」について、一体どのように好みが決まるのでしょうか。
●犬派か、猫派か。それはDNAで決まる!
人はだいたい、猫派か犬派かでかなりハッキリ分かれる。でも、好みのペットは子どもの頃に飼っていた動物で決まるという通説に反して、スウェーデンの科学者たちは、育った環境よりも生まれ持ったモノ、つまりDNAで好みのペットが決まると言う。この内容をオーストラリア版ウィメンズヘルスからご紹介。研究チームは、『スウェーデン・ツイン・レジストリ(双子台帳)』のデータを使い、35,035組の双子の遺伝子構造を比較した。一卵性双生児は遺伝子が同じで、二卵性双生児は遺伝子が異なる。その性質を利用して科学者たちは、双子の選択が環境に影響されるのか、それとも遺伝子に影響されるのかを調べた。その結果、2つの可能性が浮かび上がった。
1.一卵性双生児の片方が犬を飼うと、もう片方も犬を飼う可能性が高い。
2.二卵性双生児の片方が犬を飼っても、もう片方が犬を飼う可能性は低い。
この論文の筆頭著者によると、研究チームは「その人の遺伝子構造が犬を飼うか飼わないかに大きく影響しているようで驚いた」そう。「これは、過去と現代におけるペットと人間の相互作用を理解する上で、重要な意味を持つ研究結果です」この研究では、具体的にどの遺伝子が、その人が選びやすいペットの種類を決めるかまでは分からなかったけれど、それが私たちにコントロールできないことは間違いなく証明された。