ラグビーW杯が大盛り上がりですね。
ラグビーの試合がこんなにも面白く、観ていて爽快感を生むものだとは知りませんでした。
タックルの応酬はまるで総合格闘技を観るような、応援していても“ぐぅ~っ”と常に体に力が入るので、試合後は選手の1/1000000くらいの爽快な疲労感が伴います。
そこに今の日本チームの大躍進、歴史的な勝利の快挙が添えられれば、余計に“やった感”といいますか、奇妙な充足感・連帯感を感じるのかもしれません。
果敢に体でぶつかっていく、倒れながらも仲間に託し、またすぐ起き上がり仲間を守るために走る、 One for all, All for one、まさにロマンの塊です。
子供の頃は、父親がラグビーの試合を見ていても、ルールがいまいち分からず全くといっていいほど面白さを感じませんでした。ボールに群がってすぐ試合が中断するし、ピーッて審判が笛を吹いても敵味方入り混じりごちゃごちゃで、子供ながらに「こんなの審判のさじ加減ひとつじゃん・・」とルールの無知を差し置き冷めた目で見ていました。
しかし、大人になり社会の荒波に揉まれて(揉まれてない)、痛みに耐え目の前の一歩、目標ゴールを目指すことの大切さを知ると、不思議とラグビーに人生を感じるようになり、その面白さが分かるようになりました。
要は、ルールが分かったからめちゃくちゃ面白くなった、というだけですが。
これは犬や猫にもいえることで、昨日はベッドの上に乗っても怒られなかったのに、今日は怒られた。いつも飛び付いたら遊んでくれるのに、よそ行きの服だったから叱られた。テーブルにジャンプしても怒られないのに、食べ物があるときだけ「だめ!」と言われた、など。
子供の頃観ていたラグビーのように「え?なんで今度はこっちのファールなの?なんで今のが良くてさっきのはダメだったの?」と面白くないどころか混乱を招き、ペットはルールをいつまでたっても覚えてくれません。
そうしたどっちつかずの対応は双方のストレスとなりますので、遊びやしつけにおいても、「何が良くて何がダメなのか」しっかりルールを家族全員で共有できると、きっとワン!フォーオールの一体感と生活の楽しさが生まれるでしょう。
今度の20日の「日本vs南アフリカ」戦も楽しみですね。
力み過ぎて首がカチコチにならないよう、適度にアルコールを入れて体の筋肉を緩和させながら、精一杯応援したいと思います!(要は飲みたいだけ)
by 倉西