『レスポンデント条件づけ』とは、「古典的条件づけ」や「パブロフ型条件づけ」とも呼ばれ、あの“パブロフの犬実験”でも有名なしつけ理論です。
最初は犬にとって何でもなかったはずの刺激が、生理的反応を引き起こすような“あるもの(刺激)”と同時に出現することで、その刺激を受けただけでも“あるもの”と同様の生理的反応を示すようになること。
ベルの音は、本来犬にとって意味を持たない“何でもない刺激(中性刺激)”
しかしベルの音と同時に、“大好きなもの”が繰り返し提示されると
ベルの音が鳴るだけで“大好きなもの”と同様の生理的反応(よだれが出る)を示すようになる
しつけでよく用いられるクリッカーも、この原理の応用です。
本来クリッカーの「カチッ、カチッ」という音は犬にとって何の意味も持ちませんが、毎回フードやオヤツを与えるときにカチッという音を鳴らすと、クリッカーの音自体が犬にとって「嬉しい刺激」になり、効率的にトレーニングが行えるようになります。
by 倉西