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ワシントン条約締約国会議

皆さんは、『ワシントン条約』をご存知ですか?

ワシントン条約とは、絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約のことです。
野生動植物の国際取引の規制を輸出国と輸入国とが協力して実施することにより、絶滅のおそれのある野生動植物の保護をはかることを目的とし、米国政府及び国際自然保護連合(IUCN)が中心となって野生動植物の国際取引の規制のための条約作成作業を行い、1973年3月3日にワシントンD.C.で採択され、1975年7月1日に発効されました。

参考:外務省ホームページ

 

その『ワシントン条約』の締約国会議が、今年スイスで開催されました。
そして、その会議で討論されていた内容をまとめた記事がありましたので、ご紹介します。

 

この中で私が特に気になったのが、エキゾチックペット取引が肥大化しているという内容です。

●エキゾチックペット取引が肥大化している
今回の提案のうち3分の1以上が、爬虫類と両生類に関するものだった。米国や欧州などでエキゾチックペット(風変わりな野生動物のペット)としての人気が高まったことにより、危機にさらされている動物たちだ。その中には、インドホシガメやトッケイヤモリといった種も含まれている。
コツメカワウソとビロードカワウソも、特にアジアのペット人気によって苦しめられてきた種だ。全体で見ると、検討された56の提案のうち20以上が、ペット取引に端を発していた。ほとんどの提案が保護の強化を勝ち取ったものの、104種のグラスフロッグ(glass frog、アマガエルモドキ科)すべてを保護するという提案だけは通過しなかった。

 

エキゾチックペットはエキゾチックアニマルとも言われますが、獣医学などでは「犬猫以外のペット」のことを総称してこう呼びます。

そんなエキゾチックアニマルは、犬猫とはまた違った魅力がありますよね。
しかし(犬猫にも難しさはありますが)エキゾチックアニマルは、飼育するのが特に難しいです。
また、エキゾチックアニマルを診てくださる動物病院を探すのも、とても大変です。

私は昔、お世話をしていたオカメインコが病気になった際に、近くに診察できる動物病院がなく、車を飛ばして遠くの動物病院まで行った思い出があります。

もしこれからエキゾチックアニマルをペットとして飼いたいとお考え中の方は、飼う前にどのようにお世話をすればよいのかシミュレーションしてみてください。
また、エキゾチックアニマルを診てくださる動物病院を、事前に探しておくことをおすすめします。
そして、ペットを飼われる際は是非、その動物たちの背景でどのような事が起こっているのか考えて調べてみてください。
実際に飼う場合は適切に飼育し、必ず最後まで責任をもってお世話をしましょう。

 

 

スタッフ 木村

 

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