成長と共に減っていく「犬のしゃっくり」。
しゃっくりは横隔膜のけいれんにより起こるため、人でも犬でもまだ発達段階の幼少期に多く見られるのだとか。
子犬にとって「しゃっくり」は大人へのステップ~成長痛だと捉える獣医も多く、一般的には8ヶ月~1年ほどであまり起こらなくなります。
原因は食べ過ぎや飲み過ぎ、疲労や興奮、冷たい空気の吸い込みなど様々ですが、人間同様ほっとけばそのうち治まりますので、間違っても“驚かせて止める”なんて暴挙には出ませんように。しゃっくりだけでなく、びっくりした犬との信頼関係まで止まってしまいます(笑)
まれに呼吸器障害や肺炎、ぜんそくや心膜炎などが原因となっていることもあるため、症状が数時間続く場合やゼーゼー音がするようなら、獣医師に相談しましょう。
ただでさえ止められない生理現象で犬がびっくりしているのに、人間がそれ以上に動揺しては、“緊張”が伝わってしまい逆効果です。
慌てず騒がず、犬の背中や胸などをさすって呼吸を落ちつかせてあげましょう。
最後に、私が一番効果的だと感じる「人間のしゃっくり」の止め方をご紹介。
鼻をつまんで逆さで水を飲みます。
これを知らない青二才の頃、永遠に続くんじゃないかってくらい、朝から晩まで本当にしゃっくりが止まらなかったことがあります(※ちなみに「しゃっくり持続」のギネス記録は68年間‥すごい)。
翌日、しゃっくりは治まったものの、驚いたのは首から胸にかけてかなりの範囲で、尋常じゃない筋肉痛に悩まされたことです。ひっくひっくの継続が、積もり積もってものすごい負荷をかけていたのですね。
あの胸の痛みこそが、私にとっての成長痛だったのかもしれません・・。
by 倉西