早いもので7月も今日で終わり。
明日からは“夏の王様‐8月‐”の到来です王サマーだけに。
季節によって変わるペットの食欲
うだるような暑さに食欲も減退気味かもしれませんが、一般的に犬や猫の食事量も夏場は落ちるものです。
よほど元気がない、何も口にしないという場合以外、いつものご飯を残したとしても、さほど心配はいりません。
動物には本来自らのエネルギー要求量に合わせて食べ物を調整・摂取する能力が備わっていますので、暑さで活動が鈍れば低下した運動量の分だけ必要エネルギー量は減退し、その結果食事量も少なくて済むようになります。
例えば猫なら、春(普通)→夏(小食)→秋(普通)→晩秋~冬(大食い)というように、それが「日照時間」「外気温」「体内における消化率の変化」によるものなのか原因は諸説あるものの、年間を通しほぼ決まったサイクルで食事量が変動する傾向があります。
犬も同様で、秋から冬にかけて蓄えていた皮下脂肪を薄くすることで、夏の暑さに負けない体づくりをしているのです。
ちなみに個人的には、夏場はビールの摂取量が増えるため必然的におつまみの量も増え、夏に体重が落ちる様なことは一切ありません。
食べないからといって色々トッピングするのはNG?
気をつけたいのが、愛犬・愛猫の食欲不振を心配するあまり、何とか食べてもらおうと過度なトッピングや好物ばかりを与えてしまうことです。
『目の前のご飯を食べなければ、もっと美味しいものが出てくるぞ』と学習させてしまっては、せっかく暑い夏が過ぎても、本当の意味で贅沢な食欲の秋が訪れるだけです・・。
トッピング以外の食欲増進方法
ペットの食欲をそそるのは、“見た目”ではなく“匂い”ですので、お湯でふやかして香りを強めたり、一時的にパピー用の高カロリーのものに切り替える、豆腐やササミ、ペット用ミルクなどを混ぜて食べやすくするなど、「食欲が落ちたな・・」と感じたときは、ぜひ工夫してみてください。
フードプロセッサーなどを用いて、トッピング食材をふり掛けのようにするのも方法です。
他にも、かつおだしや肉を湯がいた汁などを通常のフードにかけて与えるのも良いでしょうし、特にチキンスープには疲労回復に最適な鶏肉のアミノ酸がたっぷり含まれていますので、胃液の濃度を薄めず体に大切な栄養素を速やかに届け、消化吸収の手助けにもなります。
食欲が無いときの「好みの一品」を見つけておくと、病気がちのときや高齢で介護が必要になった際など、大変役に立つでしょう。
トッピングするときのコツ
「うちのこは賢いから、トッピング部分だけ選んで食べちゃうの~」と嘆く方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん、賢いことは否定しませんが、それは単にトッピングの具材が大きすぎるだけです。
ウマイ・フツウ・フツウ・ウマイ・フツウ・ウマイ・フツウとはっきり分かれていれば、
フツウ・フツウ フツウ フツウと、選り分けられてしまうのは当然です。
これでもかっていうほど細かく混ぜ合わせると、あら不思議
フフッ・・ウッ・・ウマ・・ウフフ・・ウマイ・・ウウマイ・・ウイ・・・・と、ウマイとフツウがこうも混ざり合って、どの口も“イケル味”になるのですなんのこっちゃ。
フードのひと手間を惜しまず、ぜひ夏を乗り切る体作り、その元となる食事作りにこの夏チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
後書き
ところで、10年間使っていた扇風機が電源を入れてもうんともすんともいわなくなり、とうとう昨日壊れてしまいました。
ちょっと変わった扇風機で、真ん中に鏡が付いているのですが、その蓋となる部分が取れてしまっているので、フとしたときに「誰だ!?」と自分と目が合いギョッとして、そういった意味でも涼めた一品だったのですが・・・残念で仕方ありません。
とはいえ、扇風機は所詮エアコンのサブアイテムに過ぎませんので、今日も私は高い位置に祀ったエアコン様に一礼をして、壊れないよう黙礼しながら両手でスイッチを入れるのでした。
by 倉西