ペット図鑑第7弾はポメラニアンです。
原産国：ドイツ
体高：18～22cm
体重：1.8～2.3?
カラー：オレンジ、クリーム、ブラック、ホワイト、パーティーカラーなど
～歴史～
サモエドが祖先にあたり、スピッツ系では最も小さな犬種です。
ポメラニアンという名前はドイツ東部からポーランド北部にかけてのポメラニア地方に由来します。1870年には品種として登録されていましたが、しばらくは知名度の低い時代が続きました。
しかしヴィクトリア女王がイギリスに持ち込んだことが転機となります。
それまで15?近くあった体重は3?までに小型化され、ホワイト一色だった被毛も様々なカラーが追加されました。
これをきっかけに一躍人気は広まり、現在でも人気犬種のランキングでは常に上位に入るなど安定した人気を保っています。
～被毛～
ポメラニアンはダブルコートの被毛をもち、トップコートは粗めの直毛、アンダーコートは綿毛のような柔らかく短い毛が密生しています。
特に顔の周りや胸元、しっぽは豊富な飾り毛で覆われており、触り心地は柔らかです。
カラーはホワイトやブラック、オレンジなどの単色から、ブラックタンやパーティーカラーなど様々です。
毛量の多さから見た目では肥満や痩せすぎに気付きにくいこともあるため、定期的に体に触ってチェックしましょう。
～柴犬カット～
最近では柴犬のようなスタイルにカットする子が増えています。
非常に可愛らしいのですが、バリカンの振動や熱による刺激で毛質が変化したり(パサつく、硬くなる等)、脱毛が始まってしまうことがあるようです。
元々脱毛の多い犬種ということもあり、必ずしも直接的な原因になっているとは限りませんが、初めてカットする場合にはまずは部分カット程度に留め、一度様子をみた方が良いでしょう。
～病気～
膝蓋骨脱臼や骨折をしやすいため、高所への昇り降りや過度な運動には十分注意しましょう。
また、上記のように脱毛が多い犬種でもあります。
アロペシアエックスという病名が付けられていますが、「アロペシア=脱毛、エックス=謎」という名前の通りはっきりとした原因が分かっていないのが現状です。
痒みはなく、胴体としっぽのみ左右対称に脱毛がみられます。確立された治療法がないため、ホルモン治療や投薬、薬用シャンプー等を試し、最も効果があると思われる方法で改善を図ります。
ポメちゃんは生後半年前後で一度毛が生え変わるため、毛がスカスカになることがあります。
脱毛が多い犬種ということもあり、知らないと病気と疑ってしまいそうですが、この時期のほとんどのポメちゃんが通る道ですのでご安心を！
残念ながら掲載できるお写真がありませんでしたが、お顔がお猿さんのようでこの時期だけの可愛らしさがありますよ～(^-^)
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