寿命が長くなったこともありペットの介護が必要になるケースが増えてきました。
7歳頃から老化が始まると言われていますが、7歳になったからといって急に衰え始める訳ではありません。老化のスピードもその子それぞれです。
しかしその多くが前肢ではなく後肢から衰え始め、自力での歩行が難しくなります。
なぜ後肢から衰え始めるのでしょうか。
犬は四足歩行ですが、前後肢に均等に体重がかかっている訳ではありません。
割合としては前肢7割に対し、後肢は3割ほどだと言われています。
そのため負荷の少ない後肢から衰えていき、自力での歩行が難しくなっていきます。
年をとってきたしお散歩は行かなくても良いかな、と運動を控えるようになると筋肉は衰えていく一方です。
そこでご自宅でも出来る簡単な筋力アップの方法をご紹介したいと思います。
?バランス力で体幹を鍛える?
最近では足腰の筋力を鍛えるために、犬用のバランスボールやバランスディスクなども販売されています。
…自宅でも出来る簡単な方法って言ったのに、と思われてしまったかもしれませんが、この方法を少し応用します。
用意するものは座布団やお布団のみ。
こういったフワフワしたものの上で遊んだり歩いたりするだけでも、バランスを保つために筋肉を使いますのでバランスボールと同様の効果を期待することができます。
?飼い主さんの方が辛いかも!?足跨ぎ&足くぐり
飼い主さんが床に座った状態で足を伸ばします。
その上を跨いでもらったり、まだ若い子であれば足を少し高くしてジャンプしてもらってもいいでしょう。
反対に高くした足の下をくぐってもらうのも、ほふく前進をするような状態になりますので、全体的な筋力アップに効果的です。
このような筋力アップのトレーニングと一緒にマッサージも行うことで、関節の可動域の維持にもなります。(マッサージについてはまたの機会にご紹介しますね。)
もちろん無理は禁物ですので、わんちゃんの様子はしっかり観察してあげてくださいね。
これで怪我をしてしまったら本末転倒ですm(__)m
ふたつともすぐに試せる方法ですので、遊びの中の一部に是非取り入れてみてください☆