本部スタッフの倉西です。
乾燥機や浴室乾燥が何となく苦手な私は、ピンポイントの今日の晴れ間を逃さず、たまった洗濯ものを一気に片付けてから出勤しました。ですので今日は、心まで天日干しされたようなスッキリした気分でこのブログを書いています。
洗濯はもちろん洗濯機がしますが、干す作業は人力でも、そこから風や太陽といった自然が請け負ってくれるので、すごいパワーにさらされているような、うまく言えませんが家事の中でも結構達成感を感じる好きな部類です。
そんな洗濯ですが、実はペットグッズの多くは、洗濯機で簡単に洗うことができるのをご存じでしたか?
こんなに汚れている?ペットグッズが保有しやすい菌
ロープやぬいぐるみなどの布製のおもちゃは、パッと見キレイでもよだれが染み込んで汚れていることが多々あります。唾液が接着剤のようにハウスダストなどを吸い付け、下痢の原因となる大腸菌や黄色ブドウ球菌など、何万個もの菌を保有していることもあるのです。
ペットの敷物・ベッドを週に一度掃除機をかけ、3ヶ月に一度洗っている場合でも、調べてみると50万以上の細菌、2~3万以上の大腸菌や黄色ブドウ球菌、数十匹のダニの死がいが見つかったという例もあったります。
見た目にはとても不衛生とは思えない、キレイで一般的な環境下でこれだけ沢山の悪い菌が潜んでいるわけですから、専門家によると月に一回は念入りな洗浄が必要というのも頷けますね。
また、リードをお手入れせず3ヶ月使用した状態では、食中毒の原因となる黄色ブドウ菌が1万個以上、道路でひきずることも多いためか、135万以上の一般細菌が検出されました。
お散歩の後にご飯をあげるご家庭も多いため、汚れたリードを触った後では、やっぱり不衛生ですね。
ペットグッズは洗濯機で洗おう
布製のリードやカラー、ぬいぐるみやロープなどのオモチャは、ペット用の洗剤もありますが、通常の衣類用洗剤を使って、いつもと同じように洗濯機で洗うことができます。
金具部分の接触が心配なら、洗濯ネットに入れて、ペットの敷物やタオルなど厚手のものと一緒に洗うと安心でしょう。
重たいものと軽いものをネットに一緒に入れることによって、洗濯機では軽くて浮いてしまうような小さなものも丁寧に洗うことができます。
洗濯機に入れる前には、入念に粘着テープなどで抜け毛やダニを取り除き、洗濯機にはくず取りネットを多めに入れておくと良いでしょう。洗濯コースはもちろん「強」で。
毛布やおもちゃなど、“ペットのお気に入り”という理由でどんなにボロボロでも捨てられない方も多いと思いますが、しかし汚れて菌が繁殖すれば、人にもペットにも健康に悪影響です。『会者定離』-洗濯しても汚れやニオイが目立つようであれば、思い切って買い換えることも必要です。
外干しで殺菌・ニオイ予防
今日のように日差しが強いお天気の日には、天日干しによる紫外線効果で内側まで殺菌することができます。
大腸菌、腸チフス菌、赤痢菌、ブドウ球菌などをそれぞれシャーレに入れて太陽光にさらしたところ、いずれも99.99%殺菌されたという国立衛生試験所の研究結果もあります。
ニオイの原因には、水分による雑菌の繁殖もありますが、直射日光と自然の風で素早く蒸発させることで、そうした雑菌の繁殖を防ぐ効果もあります。
紫外線はお肌の大敵だったりしますが、それはつまり菌や害虫にも効果が絶大ということなのですね。
洗濯機で洗えないものは?
コングなどのゴム製のおもちゃにも、表面はキレイでも中に洗い切れないカビや唾液の酵母などの菌がたまっていることがあります。
台所用漂白剤に5分ほどつけ置きし、指が届かない中の汚れは歯ブラシなどを使って洗浄すると完璧です。
お風呂のときに洗面器に入れ、お湯ででモミ洗いするのもよいでしょう。
押すとプープー音が鳴るような濡らせないおもちゃは、重曹液をつけ硬く絞ったタオルで拭くなどして、ベタつきと汚れを落としましょう。
その他にも、市販のペット用の除菌スプレーなどを使って、遊んだあとは小まめにシュッシュしておくのもお勧めです。
革製で洗濯機で洗えないリードは、薬局などで売られている消毒用エタノールで拭きます。ウェットティッシュでも効果はありますが、皮製のリードで色染みが心配なら、乾いたタオルでゴシゴシ拭くだけでももちろん有効です。
まとめ
いかがでしたか?
これからしばらく続く梅雨の時期は、雑菌たちにとっては繁殖しやすいパラダイスな季節です。
目立たない汚れをそのまま放置しておくと、食中毒など健康被害を及ぼすリスクもありますので、身の回りでキレイにできそうなものは洗濯機でじゃんじゃん洗ってしまいましょう。
by 倉西