梅雨といえば、カビですよね。カビにとって梅雨はまさにユートピア。どんどん生まれ育つ誕生のシーズン Happy Birthday 梅‐雨‐ です。
犬よりも猫の方がカビによる病気を起こしやすく、なかでも抵抗力の弱い子猫は要注意です。
人間は自分の意思で気をつけることができますが、ペットは生活環境、口にするもの全てを飼主さんに委ねるしかありません。
『カビの予防法』について、チェックしていきましょう。
その1 ペット環境を清潔に保つ
足拭きやシャンプー、抜け毛の掃除に食器洗いなど、日常的な衛生管理はもちろんのこと、「お散歩リード」や「ねこじゃらし」といった、普段はあまり洗う機会はないけど、しょっちゅう人もペットも触るペットグッズにも気を配りましょう。
たとえ見た目には汚れていなくても、健康に害を及ぼしかねない様々な“目に見えない菌”が潜んでいます。
洗濯機に入れられるものなら、洗濯ネットに入れて洗ってしまうと楽ちんです。
その2 フードの保存に気をつける
一般的にカビが生えにくいと言われるドライフードであっても、そのうち6~10%は水分です。デンプン質を多く含む(※カビは糖分やデンプンを好む)ことから、湿気の管理を怠るとカビが繁殖しやすく、食中毒の原因となってしまいます。開封した瞬間から劣化は進んでいきますので、多少割高にはなってしまいますが、同じフードでもこの時期はなるべく小分けサイズのものを購入するのがお勧めです。
その3 食べ残したフードの管理に気をつける
水分を多く含むウェットタイプのフードは、カビの付着も早くなります。食べ残しは常温状態で出しっぱなしにせず、冷蔵庫で保存し、なるべく1日で与え切るようにしましょう。缶詰の残りを冷蔵庫で保管する際、缶のままラップするのではなく、タッパなど別の容器に入れ替えるようにするとよいでしょう。缶詰が保存性に優れているのは『開けるまで』です。いったん開けてしまえば、缶の金属が空気中の酸素の作用で溶質化し、かえって食材を悪くしてしまいます。
カビの病気は“抵抗力の有無が一番の引き金”となりますので、衛生面と合わせて、梅雨の憂鬱やストレスを吹き飛ばす、楽しいペットライフをお心掛けください。
by 倉西