ご自宅のわんちゃんねこちゃんの1日に必要なエネルギー量ってご存知でしょうか?
ごはんをあげる時はフードのパッケージに表示されている「5?なら〇杯を1日2回」といった表を参考に与えている方が多いかなと思います。
かく言う私は自宅の猫にはこれぐらいかな、という目分量で与えていました…(^_^;)
という訳で、実際に与えている給与量と1日に必要なエネルギー量に差はないのか調べてみたいと思います。
まずは安静時に必要なエネルギー量(RER)を調べてみましょう。
☆(体重)0.75乗×70=RER
→{(体重×体重×体重)√√}×70=RER
絶望的に数学が苦手な私は数式を見ただけでめげそうになりますが、計算自体は電卓を使えばとても簡単です。(スマートフォンの計算アプリでも大丈夫ですよ!)
まずは体重を3回掛けて、=キーを1回、続けて√キーを2回押し、その数値に70を掛けます。
これでRERを求めることができました。
さて安静時に必要なエネルギー量(RER)が分かったところで、続いて1日に必要なエネルギー量(DER)を計算していきましょう。
先程のRERに活動係数と呼ばれる避妊や去勢、肥満傾向などのそれぞれの活動量に合わせた数字を掛けていきます。
☆RER×活動係数=1日当たりに必要なエネルギー要求量(DER)
<活動係数>
〇避妊・去勢済みの成犬→1.6 成猫→1.2
〇避妊・去勢をしていない成犬→1.8 成猫→1.4
〇肥満傾向の犬→1.4 猫→1.0
〇減量中の犬→1.0 猫→0.8
〇重篤・安静時の犬→1.0 猫→1.0
これで1日に必要なエネルギー量(DER)を計算することができます。
●我が家の猫(5歳、体重3.0?、♀避妊済み)の場合●
{(3×3×3)√√}×70=159.56…
159.56…×1.2=191.47…
1日に必要なエネルギー量は約191kcal
このような計算式となります。
自宅に帰ってフードの給与量に対するカロリーを調べてみたところ、奇跡的にちょうどいい量かやや少ないぐらいでした。
自分でコントロールしてくれていたのでしょうか。笑
必要なエネルギー量が分かるとおやつの量も調整しやすくなります。
なんだか最近、愛犬が太り気味に…という場合には一度計算してみると良いかもしれません。
もちろん運動量によっては必要なエネルギー量は多少異なることもありますので、ボディ・コンディション・スコアも参考にしてみてくださいね。