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ペット図鑑【オカメインコ編】

第16弾のペット図鑑は、『オカメインコ』をご紹介いたします。

分類:オウム目オウム科オカメインコ属
原産国:オーストラリア
全長:約32cm
寿命:15~25年

 

~体色~
顔が黄色く体がグレーのものが原種でノーマルと呼ばれています。その他、ルチノーやパイド、シナモンなど品種も様々です。また、目は黒目とブドウ目の2色があります。オカメインコは2つの色素しか持たないため、他の派手なインコと比べると色の変化は少ないが、その微妙なニュアンスの色合いが人気を呼んでいます。

 

~外貌と特徴~
頭の冠羽と、チークパッチ(頬のオレンジ)が特徴的です。尾は長く全長の半分ほどもあります。寿命は約15~25年。性別は頭の色や尾の模様で判別するほか、オスは少しかがんだ体勢で歩きだすなど独特な動きをするので、そういった点からも判別が可能です。

 

~歴史~
野性のオカメインコは乾燥した草原地帯に群れを作って暮らしており、日本でいうスズメのような存在です。日本に入ってきたのは明治時代で、古くからペットとして親しまれてきましたが、セキセイインコなどと比べると知名度は低かったようです。1980年代には日本での品種改良も進み、今では色変わりを楽しめる人気の鳥となっています。

 

~性格~
穏やかで懐きやすい反面、飼主への依存性が高く、気を引きたいがために大きな声で鳴くようなこともあります。臆病な面もあり、初めて見る物や音、夜中に大きな物音がするとパニックになることも。また、短い単語や口笛などの音を真似することができ、もともと集団生活をしているため、複数飼いも可能です。

 

~手入れ~
ケージは最低でも45cm四方のものを用意し、底には新聞紙を敷きましょう。糞を放置しておくとカビが生え、真菌症になる恐れがあるので、新聞紙は毎日取り替えることをおすすめします。餌はヒエやアワ、カナリーシードなどの配合飼料の他、副食に小松菜やチンゲン菜などの野菜やリンゴなどの果物を与えても良いでしょう。ヒマワリの種やアサの実は脂肪分が多く太りやすいため与えすぎには注意が必要です。また、カルシウム摂取のためにボレー粉やカトルボーンを与えるのも良いです。脂粉が多いので、空気清浄機があると大変便利です。

 

~健康~
飼主との触れ合いが好きなので、1日1回は外に出して遊ばせてあげてください。健康チェックのための体重測定にはデジタルのキッチンスケールがあると便利です。体重は80~100gが理想とされています。また、基本的に鳥類は病気であることを隠すため、気づいたときには重症だったというケースも少なくありません。普段からよく観察し、微妙な変化に気づくことが重要です。なにかあったときのために鳥を専門に診てくれる動物病院を探しておきましょう。

 

インコと名づけられていますが、実はオウムです。インコとオウムの細かい定義はないようですが、一般的に冠羽があるものがオウムで無いものがインコだそうです。
多くの本やサイトでは「おとなしい」と書かれていますが、私が触れ合ったオカメインコは、なかなかの声量の持ち主で、鳴き声が大きかったです。
そんな大きな声の持ち主ですが、表情豊かで動きが面白い、見ていて飽きない鳥さんです。

 

 

スタッフ 木村
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