窓から外を見ている猫。見かけるとついつい足を止めて、見入ってしまうことはありませんか?
犬の場合は「わんわん!」と反応されたりもしますが、猫はこちらの存在など意に介さず、ただじっと外を眺めているだけだったりしますね。
いったい、何をあんなに真剣に見ているのでしょうか?
そこで、こんな記事を見つけました。
これによると、猫がいつも外を見る理由は6つあるといいます。
①縄張りを守りたい
猫にとって家の中は侵入者を防がなければならない“縄張り”です。
「何か近づいてきた」となると猫は神経を集中させて見張り、危険がなくなれば「よし!任務完了!」と満足そうにしているのです。
②縄張りが気になる
外に出た経験がある、または元々野良猫から保護された猫は、“外がどんな世界か”を知っています。
一度でも外に出た猫は、それだけ縄張り範囲が広がります。外にも縄張りがあると、猫は外の縄張りも気になってしまうのでしょう。
③興味や刺激になる
車が走る、人が通る、猫や犬、植物が揺れる、鳥が飛んでいるなどが、猫の脳を刺激し、窓の外を眺めているだけで、楽しい気分を味わえたり、スリリングな気持ちになれたりします。
家の中ではない物を見たり、感じたることで、日々の退屈しのぎになっているのでしょう。
④外を眺めるのはリラックス
③とは逆に、何も考えたくないとき、落ち着きたいとき、気分を変えたいときに、窓から外を眺め、リラックスしたりします。
同居猫とケンカした、飼い主さんがいなくて寂しい、などの色んな感情から、外を眺めて気分を落ち着かせようとするのです。
⑤窓の前は心地よい場所
窓があるということは、そこから“日が差し込む”ということです。
猫にとって日なたぼっこは、自律神経を整え、血行促進、健康な体作り、毛質改善など、心身ともに良いことがたくさんあります。そんな窓の前は、きっと猫にとって特等席なのかもしれませんね。
⑥猫の声がする
外から猫の鳴き声がすると、外が気になってしまうようです。猫の発情期の時期になると、外の猫たちはケンカが増えます。メス猫争いのときの猫の声は、すごく激しい声で取り合います。いくら家の中にいても、猫の声に反応してしまうようです。
⇒参考記事
猫にとっては、どれも必要で、かけがえのない要素なのかもしれませんね。
動体視力の優れた猫には、人間では目に追えない羽虫の飛ぶ一瞬でさえ、パァーっと脳内を刺激してくれる、筋書きのない大パノラマなのかもしれません。
また見張りも兼ねた日光浴もでき、健康や精神衛生上でも欠かすことのできないルーティーンとなっているのでしょう。
外の世界との唯一の繋がりとなる窓は、我々にとってテレビやネットと同じような役割を果たしているのかもしれませんね。
これらを意識して窓の猫を見ると、また違った感慨が湧いてくるのではないでしょうか。
これでまたひとつ、窓の外をじぃ~っと見る猫をじぃ~っと見る楽しみが増えましたね^^
しかし、本当のところは、猫に聞いてみないと分からないかもしれません。
実は案外、意外なものを見ているのかも(!?)
by 倉西